「成事は説かず」の意味(出典)
【ことわざ】
成事は説かず
【読み方】
せいじはとかず
【意味】
過去のことはとやかく言わないということ。
「成事」は、既に起きたこと。過去のこと。
なるほど、それでいうと、もう終わったことや過去の出来事については、くどくどと言わんってことやな。既に起きてしまったことやから、あれこれ言っても始まらへんってことやね。
過ぎたことは過ぎたこととして受け入れるってスタンスやな。
【出典】
「論語」
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「成事は説かず」の解説
カンタン!解説
「成事は説かず」という表現は、「既に起きたこと、過去のことはとやかく言わない」という意味を持っているんだ。ここでの「成事」という言葉は、すでに成立した事柄、つまり過去に起こった出来事を指しているんだよ。
このことわざは、過去に起きたことについて後からあれこれ言ったり、批評したりすることは無益だという考えを表しているんだね。つまり、もう変えることができない過去の出来事について、余計なことを言ったり、悔やんだりするのは意味がないということを伝えているんだ。
例えば、失敗や間違いが起きた後に、「もっと違う方法をとっていれば良かった」とか「あの時こうしていれば」と言っても、もう過ぎ去ったことは変えられないし、それについて悩んだり批判したりすることは、現在や未来には何の助けにもならないんだよ。
このことわざは、過去を受け入れ、現在や未来に目を向けることの重要性を教えてくれているんだ。それは、過去の出来事から学びを得て、それを基に前進することの大切さを強調しているんだね。
「成事は説かず」の使い方
ともこちゃん。ミスしてしまったよ。
あれほど気をつけてといったのに…。成事は説かずというから、まあいいわ。次から気をつけてね。
それがミスのせいで全部だめにしてしまったから次がないんだ。
Oh my god.
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「成事は説かず」の例文
- 過ぎたことを言ってもしょうがないので成事は説かず。これからは慎重に事を行うべきだ。
- 人に注意する時は成事は説かずというから、過去のことを蒸し返してはいけない。
- 成事は説かずというのに、あの国はいつまで戦争責任を問うてくるのか。
- 成事は説かず将来のことを考えよう。
- やってしまったことはもうどうしようもないと成事は説かずの姿勢で今回は咎めず、未来に期待する。
つまり、過去は変えられないから、それについてあれこれ言っても仕方がないという考え方を示しているんだ。