「盛年重ねて来らず」の意味(出典・英語)
【ことわざ】
盛年重ねて来らず
【読み方】
せいねんかさねてきたらず
【意味】
若い盛りの時は二度とはやってこないので、無駄にせず勉学に励むべきだということ。もとは、二度と来ない若い盛りの時を思い切り楽しむべきだということ。
若い盛りの価値を大事にするって言葉やな。
【出典】
「陶潜」の「雑詩」
【英語】
Time lost cannot be recalled.(失われた時は取り戻せない)
You shall never be younger.(若返ることは決してできない)
「盛年重ねて来らず」の解説
「盛年重ねて来らず」という表現は、陶淵明の「雑詩」其一に由来し、若い時代や盛りの時期が二度と戻ってこないことを意味しているんだ。このことわざは、人生の若さや元気な時期を無駄に過ごしてはならない、という教えを含んでいるんだよ。
この表現は、若さや人生の盛年は一度きりであり、再び訪れることはないということを強調しているんだね。だから、その貴重な時期を大切にし、有意義に過ごすことが重要だと教えてくれているんだ。
たとえば、若い頃に学びや経験を積むこと、人生で何かを成し遂げるために努力すること、または自分の夢や目標を追求することなどが、「盛年重ねて来らず」の考え方に当てはまるんだよ。
このことわざは、人生のある時期にしかできないことを大切にし、若さや健康を最大限に活用することの重要性を教えてくれているんだね。それは、人生の限られた時間を意識し、その一瞬一瞬を大切にすることを思い出させてくれるんだ。
「盛年重ねて来らず」の使い方
「盛年重ねて来らず」の例文
- 青春を謳歌しないと盛年重ねて来らずという。
- 内部進学できるエスカレーター式の学校に入学しても、盛年重ねて来らずというから学ぶことをやめず自分の興味のある分野について懸命に学ぶべきだ。
- 気力体力十分なこの時期は、盛年重ねて来らずといい二度と戻ってこない。この頃にしかできないチャレンジをたくさんしてその後の人生を豊かなものにしよう。
- 盛年重ねて来らずとか、少年老い易く学成り難しというし、若いころは時間がたっぷりあると思いがちだが、一分一秒無駄にせず励む。
- 年をとってからの学び直しは記憶力が衰え大変なので、今やらないと、盛年重ねて来らずだ。