「千鈞の弩は鼷鼠の為に機を発たず」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
千鈞の弩は鼷鼠の為に機を発たず
【読み方】
せんきんのどはけいそのためにきをはなたず
【意味】
大志を抱く者は、些細な事には心を動かさないというたとえ。
【語源・由来】
非常に重く強い石弓は、小さなハツカネズミを射るためには使わない意から。
「千鈞の弩は鼷鼠の為に機を発たず」の解説
「千金の子坐して堂に垂せず」という表現は、大志を抱く者は、些細なことに心を動かさないという意味を持つたとえ言葉なんだよ。この言葉は、中国の歴史上の人物である曹操が、個人的な感情から許攸を討とうとしたときに、彼の臣下である杜襲が使った言葉に由来しているんだ。
この表現の背景には、曹操が弩を持って、鼷鼠を撃とうとしていたことがあるんだ。杜襲は曹操に対し、このような小さな動物を撃つために弩を使うことは、その武器の価値に見合わない行為だと諌めたんだ。これは、大志を持つ者は、些細な事柄に時間やエネルギーを費やすべきではないという教訓を伝えているんだね。
このことわざは、重要な目標や大きな目的を持つ人は、小さな問題や些細な挑戦に惑わされることなく、自分の主要な目的に集中すべきだという意味を持っているよ。大きな目標に集中するためには、小さなことに心を動かされない強さが必要だと教えているんだ。
「千鈞の弩は鼷鼠の為に機を発たず」の使い方
「千鈞の弩は鼷鼠の為に機を発たず」の例文
- ちょっとした失敗ではくじけない。千鈞の弩は鼷鼠の為に機を発たずといい、大きな目標のためにここで立ち止まっている暇はない。
- 小さなミスは問題にしない。大局を見据えて千鈞の弩は鼷鼠の為に機を発たずの姿勢で前進あるのみ。
- 大きな成功を掴むために、千鈞の弩は鼷鼠の為に機を発たず小さなことに時間を割かない。
- 千鈞の弩は鼷鼠の為に機を発たずというが、彼は気持ちの切り替えが早く、ミスなどなかったかのように勝ちに向かって貪欲に進む。
- 小さなつまずきに心動かされるのは小人物のやることだ。大人物は、千鈞の弩は鼷鼠の為に機を発たず成功に向かっていく。
わかりやすく言うと、「大きな夢を持っている人は、ちょっとしたことでめげないんだよ」っていう感じだね。