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【切匙で腹を切る】の意味と使い方や例文(類義語)

切匙で腹を切る

「切匙で腹を切る」の意味(類義語)

意味【ことわざ】
切匙で腹を切る

【読み方】
せっかいではらをきる

【意味】
不可能なこと。

「切匙」は、すり鉢の内側についた味噌などをかき落とすのに使うしゃもじを縦半分に切ったような形の道具。
【語源・由来】
木でできた切匙で切腹する意から。
ことわざ博士
「切匙で腹を切る」という表現は、まったく不可能なことをしようとすることを例えているんだよ。
助手ねこ
なるほどなぁ。つまり、「できっこないことに挑戦してもムダや」ってことやな。例えば、スプーンで石を割ろうとするみたいなもんやろ?絶対無理やし、他にもっとええ方法があるはずやからな。

無理なことはせんといた方がええってことやね。

【類義語】
杓子しゃくしで腹を切る
連木れんぎで腹を切る
擂粉木すりこぎで腹を切る
竿竹さおだけで星を打つ
・杵で頭を

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「切匙で腹を切る」の解説

カンタン!解説
解説

「切匙で腹を切る」ということわざは、実際には不可能なこと、つまり絶対にできないことを表す言葉なんだ。

このことわざに出てくる「切匙」とは、すり鉢の内側に付いた味噌などをかき取るために使う、しゃもじのような道具のこと。この切匙は、縦に半分に切ったような形をしていて、非常に柔らかく、刃のない道具なんだ。だから、この切匙で腹を切るなんてことは、実際には全く不可能なことを意味しているんだよ。

例えば、紙で石を切るようなことや、風で山を動かすようなことを想像してみて。これらは現実には絶対にできないことだよね。それと同じで、「切匙で腹を切る」という表現は、そういった不可能なことを例えて使われる言葉なんだ。

このことわざは、どんなに頑張っても絶対に実現不可能なことがあるということを教えてくれるんだよ。何かを成し遂げるためには、現実的で適切な方法を考えることが大切だというメッセージが込められているんだね。

「切匙で腹を切る」の使い方

健太
モーセみたいに海を割ることはできるのかな。
ともこ
切匙で腹を切るようなものだと思われていたけど、科学で証明されたみたいね。
健太
本当に?えいやっって割れるの?
ともこ
一瞬では割れないけど、モーセが居たあたりの海では、東から強い風が吹き続けると、付近の海水を西へと押し流し浅瀬が姿を現すんですって。
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「切匙で腹を切る」の例文

例文
  1. この量の課題を一日で終わらせるのは、切匙で腹を切る如し難しい。
  2. 健太くんが東大に入学するのは切匙で腹を切るようなものだ。
  3. 彼を説得するのは切匙で腹を切るように不可能に近い。
  4. 温暖化を止めるには世界中の歩調を合わせないといけないので、切匙で腹を切るように不可能とされる。
  5. 過ぎ去った時間を戻すのは、切匙で腹を切るごとく無理だ。

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