「民は三に生ず」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
民は三に生ず
【読み方】
たみはさんにしょうず
【意味】
人は両親から生まれ師に教わり、君主に養われて生きるのだから、この三者には等しく仕え、その恩に報いるべきだということ。
「三」は、父・師・君をさす。
なるほどなぁ。つまり、「人が生きていくためには、親から生まれること、先生から教えをもらうこと、そして、国のリーダーに守られることが大事」ってことやな。
それぞれに感謝の気持ちを持って、ちゃんとその恩を返していくんがええんやな。これは、ありがたい人たちへの感謝とか、恩を返す大切さを教えてくれる言葉やな。
【出典】
「国語」
【類義語】
・在三の義
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「民は三に生ず」の解説
カンタン!解説
「民は三に生ず」っていうことわざはね、私たち人間は自分一人で生きているんじゃなくて、お父さんお母さんから生まれて、先生から色んなことを学んで、そして国や地域のリーダー(君主と言うんだよ)の下で生活しているから、これら三つの存在に感謝して、恩返しをするべきだっていう意味なんだよ。
たとえばね、お父さんお母さんからは生命をもらったし、日々の生活を支えてもらってるよね。そして、学校の先生からは知識や技術を学んで、頭を良くしてもらってる。それに、国や地域のリーダーは安全な生活環境を提供してくれて、平和に生きることができるようにしてくれてるんだ。
だから、この三つの存在、つまり「父・師・君」には、それぞれ大切に思い、感謝の気持ちを忘れずに、その恩を報いることが大切だっていう教えなんだよ。これは、昔からの大切な日本の考え方なんだね。
「民は三に生ず」の使い方
また0点をとったの?親不孝者ね。
両親も先生も嘆いているよ。
民は三に生ずというわよ。三者に恩で報いないといけないのに、恩を仇で返すなんてだめよ。
今は本気を出していないだけだよ。恩は出世払いするよ。
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「民は三に生ず」の例文
- 常に感謝の気持ちを持って生きるべきだ。民は三に生ずといい、君一人で大人になったわけではない。
- 民は三に生ずを胸にとめ、恩返しができる能力がある大人でありたいと常日頃から思う。
- 民は三に生ずというが、そんなに気負わなくても良い。親としては、元気に楽しく生きていてくれればそれで報われる。
- 色んな人の協力があったから、いい大学に行けて良い職につけた。民は三に生ずというのに、彼はその恩を忘れて調子に乗っている。
- フリーターでは恩返しができないので、民は三に生ずというから正社員を目指す。
そして、これら三つに対して、感謝の心と報いるべき恩を忘れてはならないと教えているんだ。