【ことわざ】
旅は道連れ世は情け
【読み方】
たびはみちづれよはなさけ
【意味】
旅行にはたった一人よりも、誰か一人を共にすれば心強い事。世の中で生きていくには人情をもって仲良くやっていくことが大切だという事。
【語源・由来】
江戸時代には現在よりも旅をするにあたって情報量が少なく不安なもので、誰か一人でも旅の道連れがいるだけで安心して楽しく旅が出来る事から。
江戸時代前期に浅井了意によって著された東海道の仮名草子(庶民向けの物語・散文)『東海道名所記』にある記述から。
【類義語】
・旅は心世は情け
・旅は情け人は心
・旅は人の情け
【英語訳】
・When shared, joy is doubled and sorrow halved.
・An agreeable companion on the road is as good as a coach.
・just as it is reassuring to have a companion when traveling
・It is important for us to care for each other as we pass through this life.
全国のいろはかるたの「た」の札の中で唯一、『江戸いろはかるた』の「た」の札だけが「旅は道連れ世は情け」を描いています。
「旅は道連れ」と略して表される場合もあります。
「旅は道連れ」と略して表される場合もあります。
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「旅は道連れ世は情け」の使い方

ねえ、夏休みの宿題はもう終わった?

もうとっくに終わってるよ。もしかしてまだなの?もう8月30日なのに。

そうなんだよ、だから手伝ってよ。旅は道連れ世は情けっていうでしょ?

全く、そういうときだけ都合いいんだから。
「旅は道連れ世は情け」の例文
- 旅は道連れ世は情けというのだから、旧友とは老後まで助け合いたい。
- なんだよ、つれないな。旅は道連れ世は情けだろ。
- 旅は道連れ世は情け、とバックパッカーの僕に見知らぬ彼は親切にしてくれた。