「近火で手をあぶる」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
近火で手をあぶる
【読み方】
ちかびでてをあぶる
【意味】
手近なもので間に合わせること。また、目先の小さな利益を追うこと。
「近火で手をあぶる」ということわざは、手元にあるものを使って一時しのぎをすること、または、すぐに手に入る小さな利益ばかりを追い求めることを表しているんだよ。
なるほどな、それはつまり、「すぐそこにあるもので何とかしようとする」、または、「目の前のちょっとした得を追いかける」ってことを指すんやな。
大きな目標を見失わずに、じっくりと物事を考えていくのが大切やな。
【語源由来】
あたたかいところに移動する手間を惜しみ、とりあえず近くにある火で手をあぶりあたためる意から。
【類義語】
・近い所の手あぶり
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「近火で手をあぶる」の解説
カンタン!解説
「近火で手をあぶる」っていうことわざは、目の前にあるものでなんとかやりくりする、または、すぐ手に入る小さな利益を追い求めることを指しているんだよ。
たとえばね、お菓子を買いに行くお金がない時に、家にある材料で自分で作るような状況を表すんだ。それと同時に、目先のちょっとした利益ばかりを考えて、長期的な大きな利益を見失ってしまうことも表しているんだよ。
つまり、このことわざは、すぐに手に入るものや小さな利益ばかりに目を向けるのではなく、もっと大きな視野で物事を考えることの大切さを教えてくれるんだね。
「近火で手をあぶる」の使い方
包丁が見当たらないよ。
もう。ハサミで良いわ。ハサミをちょうだい。
近火で手をあぶるってやつだね。
食材を切ることができれば何でもいいのよ。
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「近火で手をあぶる」の例文
- せこせこと近火で手をあぶるようでは、大きな成功はあり得ない。
- 近火で手をあぶっていると、大抵ビッグチャンスを見逃す。
- せっかくおいしそうにタコ焼きができたのにタコ焼きソースがなかったので、近火で手をあぶるごとくとんかつソースで食べたが、結構いけた。
- 箸がなかったので、木の枝を代わりに近火で手をあぶった。
- 職場結婚は、近火で手をあぶるようなものだ。