「長者に二代なし」の意味(類義語)
【ことわざ】
長者に二代なし
【読み方】
ちょうじゃににだいなし
【意味】
金持ちの子は甘やかされて育つので、ぜいたくに慣れろくでなしに育つことが多いから、たいていその代で財産を失う。
大金を持つ人の子供は、甘やかされて育つから、うまく運営できずに、結局二世代でお金が尽きてしまうんやな。これは、しっかりと教育や訓練が大切やなってことを教えてくれるな。
【類義語】
・長者三代
・名主の跡は芋畑
・売り家と唐様で書く三代目
・名家三代続かず
・長者末代続かず
「長者に二代なし」の解説
「長者に二代なし」っていうことわざは、お金持ちの子供が甘やかされて育つと、ちょっとだらしない人になってしまいがちで、大抵の場合、二世代目でそのお金やビジネスがダメになってしまう、っていう意味なんだよ。
例えばね、昔からお金持ちの家に生まれた子供が、自分の努力をせずに楽をして過ごしていると、その結果、お金の使い方や大切さを理解できず、結局お金を全部使ってしまう、とか、会社を潰してしまう、っていう話を聞いたことある?
これは、自分の努力で得たものが一番価値があるっていう教えなんだよ。親がいくらお金持ちでも、自分が努力しないと、その価値を維持することはできないんだ。だから、自分で努力して、自分の力で何かを達成することの大切さを教えてくれることわざなんだよ。
「長者に二代なし」の使い方
「長者に二代なし」の例文
- 長者に二代なしというが、彼の家も例外ではなく放蕩息子によって財産が食い潰された。
- 芸能人の子供はお小遣いを無限に与えられ、金銭感覚がマヒし、長者に二代なしというように親の財産を使い果たす傾向にある。
- お金持ちの家は子供を甘やかし、長者に二代なしというようにろくでなしの子供が多いから、私立の学校が公立よりよい環境とは一概に言えない。
- 長者に二代なしというが、息子の為ならお金に糸目をつけない彼の親のせいで立派な放蕩息子に育った。
- 長者に二代なしとならないよう、お金が余るほどあっても子供には節約をさせる。