【ことわざ】
竹馬の友
【読み方】
ちくばのとも
【意味】
竹馬に乗って一緒に遊んだ幼い頃からの友達の事。気の知れた幼ななじみの事。
【語源・由来】
中国二十四史のうちの一つ、晋王朝について房玄齢・李延寿によって記された『晋書』。その中の「殷浩伝」では、幼なじみの殷浩と桓温の関係が描かれており、「幼いとき、殷浩と竹馬に乗ったものだが、私が竹馬を棄てると、殷浩がそれを拾って乗ったものだ。もとから彼は、私の下風に立つべき人物なのだ。」といった記述から。 本来は必ずしも「気心の知れた親しい間柄」という意味ではなく、「ライバル」といった意味も含まれていた。
【類義語】
・騎竹の交わり
・鳩車竹馬の友
・竹馬の好
【英語訳】
・an old playmate
・childhood friend
「竹馬」は「たけうま」とは読まないので注意が必要です。ここでの「竹馬」は、現在の形ではなく、笹のついた竹にたてがみをつけ、馬に見立てて跨がって遊ぶものだったようです。
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「竹馬の友」の使い方

ねえねえ、一つ頼み事があるんだけど、聞いてくれないか。君にしかお願いできないんだ。

またそんなこといって。どうせ、「宿題を写させてくれないか」とかじゃないの?

なんだ、話が早いじゃないか。なんとか頼むよ。僕と君とは竹馬の友じゃないか。助け合おうよ。

いつも私が助けてばかりじゃない。まったく、都合が良いんだから。
「竹馬の友」の例文
- 僕らは竹馬の友だから、黙っていても何を考えているのか大体は分かるんだ。
- 彼女と君は竹馬の友だと思っていたが、一体どうしてそんなに仲が悪くなったんだい。
- 会社の同僚として、そして竹馬の友として、僕は君にしっかりと忠告しておくよ。
- あなたと私は竹馬の友ではなかったのかい?どうしてこんな裏切るような真似をしたのか教えてくれよ。
- 君の父とは竹馬の友だから、お願いされたらなかなか断れないよ。