「茶碗を投げば綿で抱えよ」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
茶碗を投げば綿で抱えよ
「茶碗を投げれば綿にて受けよ」ともいう。
【読み方】ちゃわんをなげばわたでかかえよ
【意味】
相手が強い姿勢で出たら、柔らかく受け止めた方がよい結果になる。
「茶碗を投げば綿で抱えよ」ということわざは、相手が強硬な態度を取ったときには、柔軟な対応をすると良い結果を得られるという意味があるんだよ。
なるほどな、それはつまり、相手がガツンと来たら、フワっと柔らかく受け止めるということやな。
こうやって、柔らかい対応をすることで、問題がうまく解決することもあるんやな。これは、対人関係のヒントを教えてくれるわな。
【語源由来】
怒って茶碗を投げられたら、綿で受け止め割らないようにせよという意味から。
【類義語】
・茶碗をば綿で受くる
・柔能く剛を制す
・悪に敵すること勿れ
・怒れる拳笑顔に当たらず
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「茶碗を投げば綿で抱えよ」の解説
カンタン!解説
「茶碗を投げば綿で抱えよ」っていうことわざは、誰かが怒って何かを強く言ってきたとき、柔らかく、冷静に対処した方が良い結果につながるっていう意味だよ。
想像してみてね。たとえば、誰かが怒って茶碗を投げてきたら、それを硬いもので受け止めると、茶碗は割れてしまうよね。でも、柔らかい綿で受け止めると、茶碗は割れずに済む。それと同じで、人が怒っているとき、その怒りに対しても怒って反論すると、事態は悪化するだけ。でも、冷静に、柔らかく対応すると、怒りも解消されて、良い結果になるんだ。
このことわざは、相手が怒っていても、自分は冷静さを保つことが大切だっていう教えなんだよ。
「茶碗を投げば綿で抱えよ」の使い方
父さんと母さんがまた喧嘩してたんだ。
茶碗を投げば綿で抱えよっていうから、どちらかがぐっと我慢して受け止めればいいのにね。
子供の前で喧嘩するなんて、虐待の一種だよ。
日本中の夫婦が、そういう認識をもって子育てしてほしいわよね。
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「茶碗を投げば綿で抱えよ」の例文
- クレーマーに同じ調子で返したら大問題になる。茶碗を投げば綿で抱えよが基本だ。
- 彼女が怒ると長くなるので、茶碗を投げば綿で抱えよの姿勢で受け止め早く終わらせる。
- 怒りに怒りでこたえると、殺人事件に発展しかねない。茶碗を投げば綿で抱えよというから、冷静にやんわり受け止める。
- 口喧嘩で勝ちたいなら、茶碗を投げば綿で抱えよ。冷静になった方が勝ちだ。
- 売り言葉に買い言葉で、喧嘩がエスカレートする前に、茶碗を投げば綿で抱えよと自分の気持ちをクールダウンさせ、相手と同じ土俵にあがらないようにする。