【智に働けば角が立つ】の意味と使い方の例文(類義語・対義語・英語訳)

【ことわざ】
智に働けば角が立つ

【読み方】
ちにはたらけばかどがたつ

【意味】
知識や理性のみで動こうとすると、人間関係がぎすぎすするため穏やかに暮らせなくなるということ。

【語源・由来】
夏目漱石(なつめそうせき)の「草枕(くさまくら)」の冒頭(ぼうとう)から「智に働けば角が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮屈(きゅうくつ)だ。兎角(とかく)に人の世は住みにくい。」が出典です。

「草枕」は1906年(明治39年)に「新小説」に発表されました。熊本県玉名市にある温泉を舞台にして、「非人情」の世界を描いた作品です。

【類義語】

【対義語】

【英語訳】

「智に働けば角が立つ」の使い方

ともこ
それ以上いうと上級生も示しがつかないわ。
健太
ちょっと注意しただけなのに、僕の言ってることのほうが正論でしょ。
ともこ
智に働けば角が立つっていうじゃない。健太君らしく少し馬鹿なほうが人間関係上手くいくよ。
健太
なんか、褒めらえたような、馬鹿にされたような。

「智に働けば角が立つ」の例文

  1. 理論で相手に勝っても、心情的には理解してもらえないのが現実です。智に働けば角が立つ、そこは百歩譲って頭を下げるのがベストです。
  2. いくら見識があるからといって、その人の行いがすべて正しいとは限りません。智に働けば角が立つというじゃありませんか、もっと緩(ゆる)い目で見てあげましょう。
  3. 知識があることを相手に見せても何の得にもなりません。人間が生きていくための知識はひとそれぞれ違いますから、貴方の知識などたいしたことはないのです。智に働けば角が立つのは当然でしょう。
  4. なぜ智に働けば角が立つのでしょうか。人は馬鹿だと思われるのは我慢できても、相手が俺は賢いといえばいうほど、つい逆らいたくなるものなのです。

まとめ

夏目漱石を知っている人は少ないのかもしれません。「草枕」が発表されたのは日露戦争の頃です。日本とロシアが戦争したことも忘れられているのかもしれません。ただ忘れてはいけないことは、今考えれば良くない時代であったとしても、今の自分があるのは、その時代を生き抜いてきた生命、智だけでは生き抜けなかったはずです。その生命のリレーがあったのは否定できせん。

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