「長蛇を逸す」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
長蛇を逸す
【読み方】
ちょうだをいっす
【意味】
大きな敵を惜しいところで取り逃がすこと。せっかくのチャンスを惜しくも取り逃すこと。
「長蛇」は、大きく長い蛇。転じて大きな獲物。またとない機会の意。
「長蛇を逸す」ということわざは、大切な機会や貴重なものを見逃してしまう、つまり、チャンスをつかむことができなかったという意味があるんだ。
ええと、つまり、「大事なものやチャンスを逃がしてしまう」ってことやな。大きな蛇を逃がしてしまうように、ほんまに大事なものを逃がしてしまうってわけや。
それは、チャンスが来たときにしっかりとつかんで、逃さないようにしなあかんって教えてくれてるんやな。
【出典】
「頼山陽」の「不識庵の機山を撃つの図に題す」にあることば。上杉謙信と武田信玄の川中島の合戦をうたった詩で「鞭声粛粛夜河を過る、暁に見る千兵の大牙を擁するを、遺恨なり十年一剣を磨き、流星光底長蛇を逸す」の中の一節。
【類義語】
・大魚を逸す
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「長蛇を逸す」の解説
カンタン!解説
「長蛇を逸す」っていうことわざは、大きなチャンスや得がたいものを見逃してしまう、つまり、手に入れられるはずの大事なものや機会を逃がしてしまうっていう意味だよ。
例えばね、好きな人に告白する絶好のチャンスがあったのに、緊張して言葉が出なくて、そのチャンスを逃してしまう。そんな時に使うんだよ。「長蛇」は大きなヘビのことで、昔の人々はそのヘビを見つけたら大きな獲物として捕まえたかったんだけど、逃げられてしまうととても残念だったんだろうね。
だから、「長蛇を逸す」っていう表現ができたんだよ。大切なものを逃がさないように、チャンスが来たらしっかりつかむことが大切だね。
「長蛇を逸す」の使い方
あと一歩だったのに。
長蛇を逸すだね。
目の前で売り切れるなんて、一番ショックだ。
健太くんがトイレに寄るからよ。
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「長蛇を逸す」の例文
- 元彼がIT企業の社長になっていた。長蛇を逸すというやつだな。残念無念。
- うかうかしている間に長蛇を逸す。そのことで生涯悔いる。
- チャンスなんてたくさんあると思うな。長蛇を逸す前に、しがみつけ。
- 漁夫の利のように第三者に横取りされ、長蛇を逸す。
- 契約間近だったのに、ちょっとしたミスで長蛇を逸す。