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【掉尾を飾る】の意味と使い方や例文(類義語・対義語・英語訳)

【ことわざ】
掉尾を飾る

【読み方】
ちょう(とう)びをかざる

「とうび」とは慣用読みで本来は「ちょうび」といいます。

【意味】
物事の最後を立派にしめくくること。

【語源・由来】
「掉尾」とは、捕まえられた魚が死ぬ直前に尾をふるうことです。そこから転じて、「最後」を意味したものになったといわれます。

【類義語】
有終の美

【対義語】

【英語訳】
make up one’s mouth (最後においしいもので食事を終える)

「掉尾を飾る」の使い方

ともこ
あとすこしね。
健太
もういいんじゃない。綺麗になったよ。終わろうよ。
ともこ
だめよ。健太君。掉尾を飾るよ。最後まで手を抜かないでね。
健太
ただの掃除だよ。おおげさなんじゃない。

「掉尾を飾る」の例文

  1. 最後まで素晴らしい演技で観衆を魅了してくれました。掉尾を飾るにふさわしい最終公演でした。
  2. 今月末でこの店も長い歴史を閉じることになります。長い間お客様にご愛用していただいたお礼の気持ちを表すため、最終日まで手を抜かず、しっかりと掉尾を飾りましょう。
  3. 重い病気にもめげず、いつも明るく周囲の人達に元気を与えてくれました。人生は長さではなく深さだということを、身をもって教えていただきました。まさに掉尾を飾る、あとはゆっくりお休みください。
  4. 決勝戦の戦いは感動的でしたね。最後まで諦めずに粘り続けて逆転したチームは敬服に値します。他方で負けたとは言え正々堂々と最後の一人まで全力で勝利を信じて頑張ったチームの球場を去る爽やかな姿は、掉尾を飾るにふさわしい風景でした。

まとめ

平安時代末期、頼朝の信頼を失い、都落ちの準備をする義経一行の行動は武士に対する不信感から、公家や民衆から疑念の目で見られていました。しかしながら、義経一行が京を後にする日の掉尾を飾る行動は長年の武士に対するイメージを払拭し、公家の日記にも感動を持って記録されます。現在まで続く義経人気のひとつの理由でしょう。


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