「長範があて飲み」の意味(語源由来)
【ことわざ】
長範があて飲み
【読み方】
ちょうはんがあてのみ
【意味】
人の財布をあてにして、ただ飲みしようとして失敗すること。
「長範」は、平安末期の伝説の大泥棒。熊坂長範。
「長範があて飲み」ということわざは、他人の金を当てにして行動し、結果的に失敗してしまう事態を指しているんだよ。
なるほどな、つまり、「人のお金を当てにして行動しても、結果的には失敗する」ってことやな。
自分の力で何とかしようとせんと、他人の力を借りるばっかりやと、上手くいかへんってことを教えてくれてるんやな。
【語源由来】
美濃国赤坂の宿で金売り吉次の通行を待ち伏せ、吉次の財宝をあてにして大酒盛りをしたが結局失敗したことから。
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「長範があて飲み」の解説
カンタン!解説
「長範があて飲み」っていうことわざはね、まだ手に入れてないお金や物を当てにして、それで何かを始めてしまい、結局は失敗してしまうっていう意味だよ。
この言葉は、昔の有名なお話から来ていて、大泥棒だった熊坂長範っていう人が、まだ手に入れていないお金を使って酒盛りを始めてしまったんだ。その結果、勇者の牛若丸に捕まえられてしまったっていう話から来ているんだよ。
例えばね、まだもらってないお小遣いを当てにして、新しいゲームを買おうと思っていたのに、お小遣いが予想より少なかったとか、それで困ったりすることを指すよ。このことわざは、「まだ手に入れていないものを確実なものと思わないで、先走らないようにしなさい」って教えてくれるんだよ。だから、何をするにも計画を立てて、先を見通すことの大切さを教えてくれるんだね。
「長範があて飲み」の使い方
お年玉をあてにしてゲームを買ったのにー。
長範があて飲みだったわね。
まさか不景気でもらえないなんて予想もしなかったよ。
政府に文句を言うしかないわね。
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「長範があて飲み」の例文
- 父さんに買ってもらおうと目論んでいたのに、長範があて飲みだった。
- 彼のボーナスを当てにして飲みに来たのに、長範があて飲みで自腹になった上に、彼の分も払う羽目になった。
- 誰かの金に依存すると、長範があて飲みのごとく失敗することになる。
- 自分が稼いだお金だけが信用できる。人の金を当てにすると、長範があて飲みのように失敗する。
- 教育資金贈与を受けて子供を大学に行かせようと思ったのに、長範があて飲みとなり家計は火の車だ。