「塵も箔屋の塵」の意味(語源由来)
【ことわざ】
塵も箔屋の塵
【読み方】
ちりもはくやのちり
【意味】
同じものでも出所で善し悪しがある。同じものなら出所の良い方がいい。
なるほどな、つまり「同じもんでも、どこから来たかで価値が変わる」ってことやな。
たとえそれが塵であっても、箔屋の塵なら価値があるってわけやな。出所が大切ってことを教えてくれるんやな。
【語源由来】
同じ塵でも、箔押し職人の家から出る塵は、金箔や銀箔のかすが混じっているので価値があるということ。
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「塵も箔屋の塵」の解説
カンタン!解説
「塵も箔屋の塵」っていうのはね、同じものでも、どこから来たかによって価値が変わるっていう意味だよ。
たとえば、お菓子を買う時に、同じようなお菓子でも、有名なお店から来たものと、知らないお店から来たものがあったら、どっちがいいと思う?多くの人は有名なお店から来たお菓子の方がいいと思うよね。それが「塵も箔屋の塵」っていうことわざの意味なんだ。
「塵」っていうのは、ちっぽけなものやゴミのこと。「箔屋」は金箔や銀箔を作る職人のことを言うんだ。だから、「塵も箔屋の塵」っていうのは、「ゴミでも、それが金箔屋から出たものなら、価値がある」っていうことを表しているんだよ。同じものでも、どこから出てきたかによって価値が変わるんだね。
「塵も箔屋の塵」の使い方
同じフランス製ワインでも、酒蔵によって味が違うわよね。
塵も箔屋の塵だね。
葡萄の育て方に違いがあるのかしら。
醸造の仕方にも差がありそうだ。
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「塵も箔屋の塵」の例文
- 塵も箔屋の塵というように、百貨店の品の方が信頼があり喜ばれる。
- 牡丹餅を買うなら、塵も箔屋の塵のように老舗で買いたい。
- さしみはやっぱり魚屋に限る。塵も箔屋の塵で、スーパーのは何だか違う。
- 同じ医者なら、信頼できる大学出身の医者が良い。塵も箔屋の塵という。
- たかがペットボトルの水、されどペットボトルの水。塵も箔屋の塵といって、有名な源泉の水の方がいい。
良い出所から来たものは、それだけで価値があると見られることが多いんだ。