「唾で矢を矧ぐ」の意味(語源由来)
【ことわざ】
唾で矢を矧ぐ
【読み方】
つばでやをはぐ
【意味】
いい加減なやり方をすること。こわれやすくもろいさま。
なるほどな。これは「適当なやり方で手を抜く」ってことやな。
それで、結局はろくな結果にならへんっていう警告やな。きちんと時間をかけて手間を惜しまずに物事をやることの大切さを教えてくれてるんやな。
【語源由来】
矢を作るのに、にかわの代わりにつばでつけてごまかすことから。
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「唾で矢を矧ぐ」の解説
カンタン!解説
「唾で矢を矧ぐ」っていうことわざはね、ちょっと雑な、いい加減なやり方をするさまや、適当にやってしまう態度を表しているんだよ。また、物事がとても脆い、すぐに壊れてしまう状態を指すこともあるよ。
矢を作るときには、本当はにかわ(動物の皮を乾燥させて作った接着剤)を使って、矢じり(矢の先端部分)を固定するんだけど、ここで言っているように唾でそれを固定してしまうと、すぐにはがれてしまうよね。それはとても適当なやり方だし、その矢はもろい、すなわち脆くて壊れやすい。
例えば、テスト勉強をするときに、ちゃんと教科書を読んで理解するのではなく、答えだけ覚えてしまうと、それは「唾で矢を矧ぐ」っていう状態。ちゃんとした方法を使わずに手っ取り早くやろうとするんだけど、それは長くは続かないし、本当の理解にはならないんだよ。だから、「唾で矢を矧ぐ」っていうことわざは、いい加減なやり方や投げやりな態度を戒めているんだよ。
「唾で矢を矧ぐ」の使い方
あのマンション傾いているらしいよ。
地震があったわけでもないのに?
唾で矢を矧ぐような工事をしたらしいよ。
家は一生の買い物の人が多いんだから、手抜きは絶対駄目よね。
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「唾で矢を矧ぐ」の例文
- 唾で矢を矧ぐ勉強方法で、身につくわけがない。
- この家具屋は一見お洒落だが、唾で矢を矧ぐ壊れやすいものばかりだ。
- 唾で矢を矧ぐ商品ばかり作っていては、顧客の信頼を失う。
- いい加減な唾で矢を矧ぐようなことをするから、三匹の子豚の二匹は狼に食べられた。
- 唾で矢を矧ぐやっつけ仕事で、いい結果が出せるわけがない。
また、それによって結果が弱く、もろい状態になることを示しているんだ。