「東海を踏みて死す」の意味(出典・故事)
【ことわざ】
東海を踏みて死す
【読み方】
とうかいをふみてしす
【意味】
世の中のことにひどく腹を立てて死ぬこと。
「東海」は、渤海湾。東シナ海。
「東海を踏みて死す」ということわざは、世の中の出来事や事情に非常に怒りや不満を感じて、それに耐えきれずに命を絶つことを指す言葉だよ。
ええっ、それはかなり激しいな。
要するに、世の中のことでめっちゃ怒ったり、悔しさでいっぱいになって、もうダメや!って感じになることやな。このことわざ、真似しない方がええねんな、本当に。
【出典】
「史記」
【故事】
中国戦国時代、斉の魯仲連が、無道の世を憤って言ったことば。「秦は礼儀を知らず、敵兵の首の数を尊び、民を捕虜同様に扱う。そんな非道の王が天子となり誤った政治をするなら、私には耐えられない。東海を踏みて死するあるのみ」。
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「東海を踏みて死す」の解説
カンタン!解説
「東海を踏みて死す」という言葉は、本当に強く何かに怒ったり、とても失望したりして、それが原因で死んでしまうことを意味しているんだよ。
ちょっと大げさな言い方だけど、要するに、すごく悔しい思いや怒りの気持ちがあふれ出すほどのことを表してるんだ。
「東海」というのは、渤海湾や東シナ海のことを指していて、それがこのことわざに使われてるのは、まるで大きな海を踏みつけるくらいの強い気持ちを持っている、っていう意味が込められているんだね。イメージとしては、ものすごく大きな感情が湧き上がってくることを想像してみてね。
「東海を踏みて死す」の使い方
彼が自殺したらしいの。
なんで?他殺の間違いじゃないの?
遺書があったんですって。この世への怒りがびっしり書いてあったそうよ。
東海を踏みて死すのごとく死を選んでしまったんだね。
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「東海を踏みて死す」の例文
- 東海を踏みて死すというように、世に怒りを抱きながら亡くなった人たちはお化けになってこの世をさまよう。
- 彼は自分勝手な全人類に嫌気がさし、東海を踏みて死すように死んでいった。
- 東海を踏みて死すのは嫌だ、最後は微笑んで死にたい。
- 怒って怒って東海を踏みて死するような、気概のある若者が減った。
- 世の中に絶望し怒りを覚え、東海を踏みて死すというように、怒りのあまり高血圧で亡くなった。