「灯滅せんとして光を増す」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
灯滅せんとして光を増す
「灯火まさに滅せんとしてさらに光る」ともいう。
【読み方】
とうめっせんとしてひかりをます
【意味】
病の人が、死を目の前にして少し容態がよくなること。滅びる前に、一時勢いを取り戻すこと。
「灯滅せんとして光を増す」ということわざは、物事や組織などが終わろうとする時、最後の力を振り絞って一時的に活気を取り戻す現象を指す言葉だよ。
うむ、要するに「最後の輝き」みたいなものやね。終わりが近づいてきたとき、最後の力を使って一瞬だけ明るく輝くことがあるっていう感じやな。
それを見ると、なんだか切なくもなるけど、力の限り頑張る姿勢には感動もするよね。
【出典】
「仏説法滅尽経」
【語源由来】
ともしびが燃え尽きる前に、一瞬明るさが増すことから。
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「灯滅せんとして光を増す」の解説
カンタン!解説
「灯滅せんとして光を増す」っていう言葉はね、簡単に言うと、何かが終わりそうになるとき、その直前にすごく活気を取り戻す、または明るくなることを表しているんだよ。
例えば、ロウソクがもうすぐなくなるとき、その直前に急に明るく輝くことがあるでしょ。それと同じ感じだよ。
この言葉は「法滅尽経」というお経から来ているんだ。物事が終わりそうな時に、一時的に力を取り戻す様子を、ともしびが消える直前に明るくなることに例えたのが、この言葉の由来なんだ。
だから、「灯滅せんとして光を増す」は、物事や状況が終わる直前に、一瞬だけ力を取り戻すことを意味しているんだね。何かが終わる前の、最後の輝きや活気を感じるときに使う言葉なんだよ。
「灯滅せんとして光を増す」の使い方
何だか株価が上がっている様だけど、灯滅せんとして光を増すっていう状態かな。
この国が滅びる前触れかしらね。
恐いこと言わないでよ。
出国する準備をした方がいいかもね。
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「灯滅せんとして光を増す」の例文
- 灯滅せんとして光を増すように、病の兄は一瞬元気になって、次の週に亡くなった。
- 枯れる前の年に満開の花を咲かせ、まさに灯滅せんとして光を増すだった。
- 普通に起きて会話をしていたから、回復するんだと思っていた。あの時は、灯滅せんとして光を増すような感じだったんだ。
- 惑星は消滅する時に、灯滅せんとして光を増すように光を放った。
- 内閣の支持率が瞬間上がったが、灯滅せんとして光を増すように解散の兆候だった。