「二間の所で三間の槍使う」の意味(類義語)
【ことわざ】
二間の所で三間の槍使う
【読み方】
にけんのところでさんげんのやりつかう
【意味】
狭い所で大きな槍を使っても自由がきかないように、窮屈で自由に動けないこと。
「間」は、長さの単位で、一間は約、1.82m。
へぇ、なるほどね。つまり、「狭いところで大きな槍を使おうとするみたいに、環境が合わずにうまくいかない」ってことかいな。せっかくの能力や技術も、場所や条件が合わんと活かせへんってことやね。
状況に合わせて方法を変える、または適した環境を選ぶことが大切やってことやな。無理して無駄な努力をするよりも、ちゃんとした環境で力を発揮することが重要やね。
【類義語】
・雪隠で槍を使う
・狭屋の長刀
・縁の下の鍬使い
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「二間の所で三間の槍使う」の解説
カンタン!解説
「二間の所で三間の槍使う」ということわざは、狭い場所で長い槍を使うのは不便であるように、自分のスペースや状況に合っていない行動をすると、上手くいかないという意味だよ。
たとえば、小さな部屋で大きな机を使うと、動きにくくなっちゃうよね。それと同じで、このことわざは、物事をするときには、その場の状況や自分の能力に合わせて行動することが大切だって教えているんだ。
間っていうのは長さの単位で、一間は約1.82メートル。だから二間の場所で三間の槍を使うっていうのは、本当に場所が足りなくて使いづらいっていうことを表しているんだよ。だから、何をするにも、自分の置かれた環境をよく考えて、それに合った方法を選ぶことが大切なんだね。
「二間の所で三間の槍使う」の使い方
先生たちは何で海外留学を勧めるんだろう。
二間の所で三間の槍使うっていうからね。狭い日本では能力を生かせないからでしょう。
僕は日本が大好きだから、日本で大成したいんだ。
これから海外からの移住者が増えるでしょうし、海外からの視点も大事よ。留学とまでいかなくても、旅行して外から日本を見てみたら?
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「二間の所で三間の槍使う」の例文
- ともこちゃんはギフテッドだから、二間の所で三間の槍使うように日本の教育では窮屈で才能が伸ばせない。
- 狭い教室に40人も押し込めていたら、二間の所で三間の槍使うごとく窮屈で不自由だからいじめが起こる。
- 狭い場所で大きな花火を打ち上げるのは危険だ。二間の所で三間の槍使うみたいに適格なサイズを見極めるべきだ。
- 狭い路地ばかりの城下町で、大型の輸入車に乗るなんて二間の所で三間の槍使うようなものだ。車の性能が生かせないどころか、こすって傷つけるだろう。
- 彼は本気を出していないだけで、こんなもんじゃないよ。二間の所で三間の槍使うというように、この場で全力を出すのはふさわしくないと考えたのだろう。
文字通り、狭い場所で長い槍を使うのは難しいのと同じで、状況が本来の性能や技術を活かせないときに使われる言葉だね。