「臂を噛む」の意味(出典・故事)
【ことわざ】
臂を噛む
【読み方】
ひじをかむ
【意味】
固く誓う。強く決意する。
へえ、なるほどなあ。自分の腕を噛むくらいやから、その決意ってのはめちゃくちゃ強いんやな。つまり、「これは絶対にやり遂げるで!」っていうくらいの気持ちを表すんやね。
痛みを伴う行為で、自分自身に誓いを立てるってわけや。そうと決めたら、最後までやり通す、っていう強い意志の表現やな。
【出典】
「史記」
【故事】
衛の呉起が自分をばかにした三十余人を殺して故郷を出る時、自分の肘を噛んで、母に成功するまで帰らないと誓ったという故事から。
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「臂を噛む」の解説
カンタン!解説
「臂を噛む」っていう表現はね、昔の話に基づいていて、自分に対してすごく厳しい約束や決意をすることを意味しているんだよ。
この話は、「史記」という本に出てくるんだけど、呉起っていう人が昔いて、彼は自分を馬鹿にしたたくさんの人たちを倒して故郷を出て行くことになったの。そのとき、彼は自分の肘(ひじ)を噛んで、「成功するまで家には帰らない」と母親に誓ったんだって。
だから、「臂を噛む」というのは、自分が目標を達成するために、本当に強い決心をして、どんなに大変でも諦めないという強い意志を示す言葉なんだ。
たとえば、大きな試験に合格するために、「絶対に勉強を頑張るぞ!」と心に誓ったり、スポーツで勝つために、「どんなに練習がきつくても耐えるぞ!」と決心したりすることを、この言葉で表現できるんだよ。自分に厳しく誓って、目標に向かって全力を尽くすこと、それが「臂を噛む」という言葉の意味なんだね。
「臂を噛む」の使い方
明日の試合は大丈夫かな。
丈夫だよ。今日まで全力を尽くしてきたもの。今さら後悔しても始まらない。臂を噛んで明日に臨もうよ。
そうだね、臂を噛むんだ。一緒に頑張ろう!
絶対勝つわよ。
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「臂を噛む」の例文
- 彼は、明日から健康的な生活を送ると臂を噛む決意をした。
- 大学入試に失敗した後、彼は次こそはと臂を噛む。
- チームが大敗した後、彼らは次の試合で勝つと臂を噛む。
- 環境問題解決を目指して、プラスチックの使用を減らすと臂を噛む。
- 彼女は自分の夢を追い続けると、友人たちに臂を噛む約束をした。
自分の身体の一部を噛むという行為から、その決意の深さを表しているわけだよ。