「火を失して池を鑿る」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
火を失して池を鑿る
【読み方】
ひをしっしていけをほる
【意味】
前もって予防策を考えておかないで、事が大きくなってから慌てること。


事前にちゃんと準備しておかないと、慌てることになるってわけや。予防は大事やね。
【出典】
「淮南子」
【語源由来】
火事になってから池をほることから。
【類義語】
・泥棒を捕らえて縄を綯う
・戦を見て矢を矧ぐ
「火を失して池を鑿る」の解説
「火を失して池を鑿る」ということわざは、事前に必要な準備をしておかず、問題が発生してから急いで対策を講じることを批判的に表現している言葉だよ。この言葉は、火事が起こってから初めて消火用の水を確保するために池を掘るという状況から来ているんだ。
たとえば、何か大きな問題が発生したときに初めて対策を考え始めるのは、まるで火事が起こってから池を掘るようなもの。このことわざは、事前にちゃんと準備しておくことの重要性を教えてくれているんだ。
この教訓は、どんな状況でも準備は大切だということ。問題が起こる前にしっかりと対策を立てておくことで、いざというときに慌てずに済むし、問題を小さく抑えることができるんだよ。それがこのことわざが私たちに伝えたい大切なメッセージなんだね。
「火を失して池を鑿る」の使い方




「火を失して池を鑿る」の例文
- 地震の後で初めて防災グッズを揃え始めた彼は、まさに火を失して池を鑿る行動だ。
- プロジェクトの締め切りが迫ってから資料の準備を始めたチームは、火を失して池を鑿るようなものだった。
- インフルエンザが流行してからでは遅いので、その前にワクチンを接種しておくべきだ。そうしないと火を失して池を鑿ることになる。
- 会社が倒産の危機に瀕して初めてコスト削減を検討し始めたが、それは火を失して池を鑿るような後手後手の対応だった。
- 大雨の予報が出ているのに、雨漏りの修理をしておかないのは、火を失して池を鑿る行動である。























