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【瓶中の氷を見て天下の寒きを知る】の意味と使い方や例文(出典・語源由来・類義語)

「瓶中の氷を見て天下の寒きを知る」の意味(出典・語源由来・類義語)

意味

【ことわざ】
瓶中の氷を見て天下の寒きを知る

【読み方】
へいちゅうのこおりをみててんかのさむきをしる

【意味】
部分的なことから全体を知ること。

ことわざ博士
「瓶中の氷を見て天下の寒きを知る」という表現は、限られた小さな事例から全体の状況を推測することを意味しているんだ。

この言葉は、ある一部分の観察から広範な事実や傾向を理解することの比喩として使われるんだよ。

助手ねこ
ほな、要するに「一部分を見て全体を推し量る」ってことやな。瓶の中の氷から、「あちこち寒いんやろな」と全体の気温を推測するみたいなもんや。小さなサンプルから大きな状況を見るときに使う言葉やね。

このことわざ、小さいけど重要なヒントから大きなことを理解するっていうのをよく表してるわ。

【出典】
淮南子えなんじ

【語源由来】
かめの中の水が凍っているのを見て冬が来たことを知る意から。

【類義語】
・一葉落ちて天下の秋を知る

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「瓶中の氷を見て天下の寒きを知る」の解説

カンタン!解説
解説

「瓶中の氷を見て天下の寒きを知る」という言葉は、小さな一部分の現象から全体の状況や動きを理解することを意味しているんだよ。これは、瓶の中の水が凍っているのを見て、広い範囲で冬が深まっていることを察知するという例から来ている表現なんだ。

たとえば、庭の植物が霜に覆われているのを見て、周囲の気温がかなり下がっていることを推測するようなものだね。この言葉は、特定の兆候や小さなサインから大きなトレンドや変化を見抜く能力を表しているんだ。

これを使うときは、日常生活でのささいな変化に注意を払い、それがもたらす可能性のある大きな影響を見逃さないようにするという教訓も含まれているよ。例えば、市場の小さな動きから経済全体の傾向を読み取ることや、ひとつのニュースイベントから社会全体の気分や方向性を感じ取ることがそれに当たるね。

「瓶中の氷を見て天下の寒きを知る」の使い方

健太
昨日の数学のテスト、問題2だけ難しかったよね?
ともこ
でも、あの問題から先生のテスト全体のスタイルがよくわかるよ。瓶中の氷を見て天下の寒きを知るみたいだね。
健太
問題2から、今後のテストの傾向が推し量れるってことだね。
ともこ
そうそう。テスト対策は勉強だけじゃないのよ。
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「瓶中の氷を見て天下の寒きを知る」の例文

例文
  1. 友人の微妙な表情から、彼の心の中に何かが寒々しいことを察知した。まるで瓶中の氷を見て天下の寒きを知るかのようだった。
  2. 会社の経済報告書を見て、経済の現状が瓶中の氷を見て天下の寒きを知るように明らかになった。
  3. 小さな子供が不機嫌そうに振る舞うと、周りの大人たちは彼の心がどこか寒いのではないかと疑う。まるで瓶中の氷を見て天下の寒きを知るように。
  4. 彼女の目の奥に見える寂しげな輝きから、彼女の内面が冷たくなっていることが窺えた。瓶中の氷を見て天下の寒きを知るような感覚だ。
  5. 政治の不安定さが増す中、市民たちは瓶中の氷を見て天下の寒きを知るかのように国の未来を不安視している。

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