「富貴天にあり」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
富貴天にあり
【読み方】
ふうきてんにあり
【意味】
財産や高い地位は天命によるもので、人間の力ではどうにもならないということ。
ほな、これは「お金や地位は努力だけじゃなくて、運も絡んでくる」ってことやな。いくらがんばったって、天が決めてることには逆らえへんってわけや。
人生、なんでもかんでもコントロールできるわけやないから、流れに任せるのも大事やな。
【出典】
「論語」
【類義語】
・運は天に在り
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「富貴天にあり」の解説
カンタン!解説
「富貴天にあり」ということわざはね、お金持ちになったり、高い地位についたりすることは、人ががんばってもどうにかなるものではなくて、天が決めることだっていう意味なんだよ。
たとえばね、誰かがとても頑張って勉強したり、いろいろな仕事をしても、必ずしも大金持ちになれるわけではないよね。それは、お金や地位は天が決めた運命による部分が大きいからなんだ。
孔子の弟子、子夏さんが「人間の命の長さや、お金や地位も、すべて天が決めることだから、そういうことで悩むのはやめよう」と言ったのを、このことわざは表しているんだよ。だから、いくら努力しても手に入らないことがあるかもしれないけれど、それは天が決めることだから、あまり悩まないようにしようという教えなんだね。
「富貴天にあり」の使い方
来週の学校の選挙で誰が学級代表になると思う?
正直、分からないよ。でも、たとえ誰が一番頑張っても、結局は富貴天にありだからね。
学級代表になるのも、ちょっとは運次第ってことかな。
みんながどんなに応援しても、最終的には天が決めることだから、選挙の結果にあまり一喜一憂しない方がいいよ。
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「富貴天にあり」の例文
- 彼は幼い頃から努力家だったが、社長になれたのは富貴天にありだとよく言っている。
- 富貴天にありとはいえ、それを口実に努力を怠ることなく、彼女は常に自己向上を目指している。
- 私たちの昇進は富貴天にありだが、それでも日々の努力は決して無駄ではない。
- 多くの人が彼の成功を羨むが、彼自身はそれを富貴天にありと謙遜している。
- 富貴天にありかもしれないが、自分の運命をただ待っているだけではなく、積極的にチャンスをつかみに行くべきだ。
天の意志や運命に左右されることがあるという教えを込めているんだよ。