「不義は御家の御法度」の意味
【ことわざ】
不義は御家の御法度
【読み方】
ふぎはおいえのごはっと
【意味】
男女の密通は厳禁ということ。
「不義」は、道義にもとること。特に男女の密通。近世、特に武家で戒めとされた。「御家」は、大名など武士の家。
「不義は御家の御法度」という言葉は、特に武家社会で強く戒められていた、男女の不正な関係、つまり密通を厳しく禁止する家の掟を表しているんだ。
なるほどなぁ、つまり不義、つまり不倫みたいなことは、武家ではめっちゃ厳禁やったってことやな。家の名誉や、順序を乱すようなことは絶対あかん、と。そういうのがあると、家全体が大変なことになるから、めっちゃ気をつけなアカンかったんやろな。
今となってはそこまで厳しくないけど、やっぱり家族や集団の和を乱すことはええことやないって、その思いは続いてるわけやね。
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「不義は御家の御法度」の解説
カンタン!解説
「不義は御家の御法度」ということわざはね、男女の間で許されない関係、つまり密会とかそういうことは、家や一族のルールで絶対に禁じられているっていう意味なんだよ。
特に昔の武士の家では、家の名誉や規律をとても大切にしていて、家族の誰かがそのようなことをすると、家全体の名声に悪影響を及ぼすから、とても厳しく禁止されていたんだ。
このことわざは、家や集団の中で守るべき重要なルールがあると教えてくれていて、特に個人の行動が家族や集団全体にどれほど影響を与えるかを伝えているんだよ。だから、自分の行動が他の人にどんな影響を与えるかをいつも考えながら行動することが大切なんだね。
「不義は御家の御法度」の使い方
不倫は法に抵触しない行為なのに、なんでバッシングされるのかな。
社会的制裁を受けるわよね。
不義は御家の御法度って言われていたのは、昔の話なのにね。
何でも自由な時代なんだから、恋愛も自由で良いじゃない。
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「不義は御家の御法度」の例文
- 江戸時代の武家では、不義は御家の御法度と教えられ、家臣たちは厳しい倫理規範に従わなければなりませんでした。
- ある大名が部下に言い聞かせた。この家では不義は御家の御法度だ。決して忘れるな。
- 会社のコンプライアンス研修で、「不義は御家の御法度」という言葉が使われ、社員全員に倫理的な行動が求められた。
- 史書を読むと、不義は御家の御法度として、多くの武家で家訓とされていたことが分かる。
- 彼女は家族に対して厳しく、「家内での不正は許さない。不義は御家の御法度と心得よ」と言い渡した。
「不義は御家の御法度」の文学作品などの用例
ところが、日本の武士道では、不義はお家の御法度で、色恋というと、すぐ不義とくる。(坂口安吾の恋愛論より)