「蚊虻牛羊を走らす」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
蚊虻牛羊を走らす
「虻」は、「蝱」とも書く。
【読み方】
ぶんぼうぎゅうようをはしらす
【意味】
小さなものでも侮れないということ。小さなことが原因で大きな災いを引き起こすこと。
おお、それは面白いなぁ。つまり、「小さい蚊や虻でも、でっかい牛や羊を走らせることができる」ってことやな。小さいけど、影響力はバカにできひんってことや。これは、小さなことから大きな問題が起こることもあるって警告やね。
ちっちゃいことかもしれへんけど、しっかり注意しておかないと、予想もしない大変なことになるかもしれへんってことや。
【出典】
「説苑」
【語源由来】
ちっぽけな蚊や虻のような虫が、刺されるのを嫌がる大きな牛や羊を走らせるという意から。
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「蚊虻牛羊を走らす」の解説
カンタン!解説
「蚊虻牛羊を走らす」という表現は、非常に小さなものでも大きなものに影響を与えることができるという意味を持っているんだ。このことわざは、物理的な大きさや力の強さだけがすべてではないということを教えてくれるんだ。
たとえば、蚊やアブといった小さな虫が、体が大きい牛や羊を刺激すると、それらの大きな動物が不快感や痛みから逃れようとして走り出すことがあるんだよ。この様子から、小さくても無視できない影響力を持つことを示しているんだ。
このことわざは、日常生活や社会の中で、小さな原因や出来事が大きな結果や変化を引き起こす可能性があることを示唆しているんだ。例えば、一見些細な意見や行動が、大きな社会的変動や重要な決定に影響を与えることもあるということ。だから、どんなに小さなことでもその影響を軽視してはならないという教訓が含まれているんだよ。
「蚊虻牛羊を走らす」の使い方
ねえ、最近のクラスの雰囲気、ちょっと変じゃない?
うん、あの些細な一件から、まるで蚊虻牛羊を走らすみたいに、大ごとになったわね。
小さなことでも大きな影響を与えることがあるんだね。まさか、この前の小さな言い争いが、クラス全体の雰囲気を悪くするなんて思わなかった。
揉め事は、小さいうちにつぶさないといけないんだね。
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「蚊虻牛羊を走らす」の例文
- 彼の小さな失言が会社全体の大騒動につながり、まさに蚊虻牛羊を走らすの例となった。
- 小さな噂が社内で広まり、経営陣まで動かすことになるとは、これぞ蚊虻牛羊を走らすだ。
- 新しい提案はたった一人の若手社員から始まったが、そのアイデアが重役会議で取り上げられ、蚊虻牛羊を走らす現象を体験することになった。
- 社会的に見過ごされがちな少数派の声が、国政レベルの政策変更を引き起こすことがある。これもまた蚊虻牛羊を走らすといえるだろう。
- 学校での小さな運動が全国的な教育改革のきっかけとなり、それはまさに蚊虻牛羊を走らすの力を示している。
例えば、小さな虫である蚊や虻が大きな牛や羊を動かすことができる、という表現から来ているんだね。これは、些細な事柄が大きな結果を生むことがあるという警告も含んでいるよ。