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【布施だけの経を読む】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

「布施だけの経を読む」の意味(語源由来・類義語)

意味

【ことわざ】
布施だけの経を読む

【読み方】
ふせだけのきょうをよむ

【意味】
もらった金額に相当する仕事だけをすること。

「布施」は、僧に施しを与える金品。
ことわざ博士
「布施だけの経を読む」ということわざは、もらった報酬にぴったり合わせて仕事をすることを意味しているんだ。

この表現は、布施(寄付や施し)を受け取った分だけ仕事をするという僧侶が経文を読む様子から来ているよ。

助手ねこ
そやな、これは「もらったお金にちょうど合わせて仕事をする」ってことや。例えば、ちょっとした仕事にちょっとした報酬をもらったら、それに見合った仕事をする、っていうわけや。仕事の量や質が、もらう金額にぴったり合うように調整するんやな。

それは、報酬を正当に評価し、それに見合う仕事をするという公平さを表してるんやけど、同時に、報酬が少なければ努力も少なくするって意味も含んでるから、ちょっと皮肉も込められてる言葉やね。

【語源由来】
僧が与えられた布施に相当する長さだけ経を読むという意から。

【類義語】
・仏事供養も布施次第
・布施ない経に袈裟を落とす

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「布施だけの経を読む」の解説

カンタン!解説
解説

「布施だけの経を読む」という言葉は、お金をもらった分だけの仕事をする、つまり報酬に見合った仕事しかしないという意味があるんだよ。これは、特に寺院でお経を読む僧侶が、寄付や布施の金額に応じてお経の長さや質を変えることから来ている言い回しなんだ。

この表現は、仕事に対する姿勢を批判的に示していて、本来は心を込めて行うべき仕事でも、報酬がすべてであるかのように行動する人たちを指摘しているんだね。要するに、金額が全てで、それ以上の努力を惜しむような態度を問題視しているわけだよ。

「布施だけの経を読む」の使い方

健太
最近の授業、なんか教師のやる気が感じられないよね。前みたいに詳しく説明してくれないし。
ともこ
ああ、それ聞いた?授業料が払われてないらしいよ。だから、先生は「布施だけの経を読む」ってやってるのかも。
健太
なるほど、給料がちゃんと出ないとやる気も出ないよね。でも、それじゃあ学びたい僕たちが困るよ。
ともこ
そうだね、何かいい解決策を見つけないとね。
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「布施だけの経を読む」の例文

例文
  1. プロジェクトの予算が削減されたため、チームは布施だけの経を読むしかなく、最小限の成果しか提供できなかった。
  2. 彼はアルバイトで時給が安いので、布施だけの経を読むことにして、手を抜いて仕事をするようになった。
  3. 社員のボーナスが減ったことから、多くの人が不満を持ち、布施だけの経を読むようになり、仕事の質が下がった。
  4. このレストランでは料理人が布施だけの経を読んでいるのか、料理の質が以前ほど良くない。
  5. 予算が限られているため、このプロジェクトでは布施だけの経を読むしかないので、期待していたような大規模な成果は望めないだろう。

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