「枚を銜む」の意味
【ことわざ】
枚を銜む
【読み方】
ばいをふくむ
【意味】
声をたてずに息をこらすこと。
「枚」は、音。夜討ちなどのときに、声を出さないように人や馬の口にくわえさせた箸のような形の木片。
「枚を銜む」という表現は、非常に慎重で静かな様子を示す言葉だよ。
へぇ、そういうことか。つまり「非常に静かで慎重に行動する」ってことやな。紙片を口にくわえているような静かさで、息を潜めているってことやね。これは、音も立てず、目立たないように行動することの大切さを教えてくれてるんや。
周囲に気づかれずに何かをする時の慎重さや静寂さを表してるわけやな。
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「枚を銜む」の解説
カンタン!解説
「枚を銜む」という表現は、文字通りには「硬貨をくわえる」ことを意味し、比喩的には非常に静かにして声を立てず、息を潜める様子を表しているんだよ。この言葉は、非常に静かで控えめな行動や、注意深く何かをする状況を描写するのに使われることがあるんだね。
この表現は、口に何かをくわえているときには声を出すことができない、という状況から来ているよ。例えば、硬貨や他の物をくわえているとき、人は自然と静かになり、また呼吸も慎重になるんだ。このことから、この表現は、極めて静かに行動する必要がある、あるいは非常に注意深く何かをする必要がある状況を示すのに使われるんだ。
「枚を銜む」は、特に緊張感のある状況や、静かに行動することが求められる場面で使われる言葉なんだね。このことわざは、周囲の状況に注意を払い、控えめで静かな行動を取ることの重要性を教えてくれるんだよ。また、状況に応じて自分の行動を調整する能力の大切さも示しているんだ。
「枚を銜む」の使い方
昨日、家に泥棒が入ったんだ。
得意の空手で捕まえたの?
枚を銜むことしかできなかったよ。
最近の強盗は残酷だから、枚を銜んでて正解かもね。
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「枚を銜む」の例文
- 母さんはばあちゃん(父さんの母さん)を街で見かけると、物陰に隠れて枚を銜む。
- 先生に見つからないように、枚を銜むも見つかってしまった。
- 枚を銜んでいたが、警察犬に臭いでばれた。
- 燻煙剤で、枚を銜む害虫を一網打尽にする。
- 目立つと出る杭は打たれるので、枚を銜むように存在感を消して生きる。