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【灰を吹いて眯する無からんと欲す】の意味と使い方や例文(出典・語源由来)

灰を吹いて眯する無からんと欲す

「灰を吹いて眯する無からんと欲す」の意味(出典・語源由来)

意味

【ことわざ】
灰を吹いて眯する無からんと欲す

【読み方】
はいをふいてべいするなからんとほっす

【意味】
無理な望みや自分勝手な望みのこと。

「眯」は、目にゴミが入って見えないこと。
ことわざ博士
「灰を吹いて眯する無からんと欲す」ということわざは、現実的ではない、または自分に都合の良い勝手な望みを持つことを意味しているんだよ。
助手ねこ
ほぉ、そういうことか。つまり「現実的でないか、自分に都合の良い無茶な望みを持つこと」ってことやな。灰を吹いて眯するっていうのは、現実には起こりえないことを期待するって意味やね。

これは、不可能なことや非現実的な願いを持つことの無意味さや問題点を教えてくれてるんや。現実を見て、現実的な望みを持つことの大切さを示してるんやな。

【出典】
淮南子えなんじ

【語源由来】
灰を吹いておきながら、自分の目に灰が入らないよう願うことから。

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「灰を吹いて眯する無からんと欲す」の解説

カンタン!解説
解説

「灰を吹いて眯する無からんと欲す」という表現は、実現不可能な望みや自分に都合の良い、しかし非現実的な願いを意味しているんだよ。このことわざは、「淮南子」に由来していて、「眯」は目にゴミが入って見えない状態を指しているんだね。

この言葉は、灰を吹き飛ばすような行為をして、それによって目が眯(見えにくくなる)状態を引き起こすことから、非現実的な願いや無理な期待をする様子を比喩的に表現しているんだ。つまり、自分の行動や望みが現実とかけ離れていて、結果的に自分に不利益をもたらすという意味なんだよ。

このことわざは、現実を直視せず、非現実的な望みに執着することの虚しさや、そのような望みが現実に合わないことの危険性を教えてくれるんだね。また、自分に都合の良い願いを持つことの無意味さや、現実的な目標や願いを持つことの重要性を示しているよ。この言葉は、現実に基づいた合理的な思考と行動の重要性を教えてくれるんだ。

「灰を吹いて眯する無からんと欲す」の使い方

健太
政府から節電要請が出たね。
ともこ
私たちも節電しないとね。
健太
僕は電気の便利さを享受したいんだ。他のみんなが僕のために節電すればいい。
ともこ
灰を吹いて眯する無からんと欲すような願いね。地獄に落ちるわよ。
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「灰を吹いて眯する無からんと欲す」の例文

例文
  1. 健太くんはセルフィッシュで、灰を吹いて眯する無からんと欲すことが多い。
  2. この成績であの学校に合格するのは、灰を吹いて眯する無からんと欲すように無理があるな。
  3. 優勝したい気持ちはわかるけど、今の実力では灰を吹いて眯する無からんと欲すみたいな願いだね。
  4. サンタさんにそんな高いものをお願いするの?子供大好きなサンタさんでも、それは無理じゃないかな。灰を吹いて眯する無からんと欲すごとく非現実的だ。
  5. 人を押しのけてでも出世したいとは、灰を吹いて眯する無からんと欲すように身勝手だ。

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