「忠臣は国を去るも其の名を潔くせず」の意味(出典)
【ことわざ】
忠臣は国を去るも其の名を潔くせず
【読み方】
ちゅうしんはくにをさるもそのなをいさぎよくせず
【意味】
忠臣は主君から追放されても、弁解や元の主君の非難はしないということ。
たとえ不遇を受けても、自分の名誉を汚さず、主君を裏切らないなんて、すごい強さやな。これは、ほんまに忠誠心の深さを表す言葉やわ。
【出典】
「史記」
「忠臣は国を去るも其の名を潔くせず」の解説
「忠臣は国を去るも其の名を潔くせず」っていうことわざはね、たとえ自分が追い出されて国を出て行かなきゃいけなくなったとしても、自分の名誉を守るために言い訳したり、元の主君を非難したりしないって意味だよ。
例えばね、クラスのリーダーがクラス全員から責められて、リーダーの座を追われたとしても、自分が何も悪くないと証明するために言い訳をしたり、他のクラスメートを非難したりしないっていう場面で使うんだよ。
「忠臣」っていうのは、主君に対して忠実な人のこと。「其の名を潔くせず」っていうのは、自分の名誉を汚さない、清く保つっていう意味なんだ。だから、このことわざは「自分が追い出されたとしても、名誉を守るために言い訳や非難はしない」っていうことを伝えているんだよ。つまり、どんなに困難な状況でも、自分の信念を曲げず、堂々と行動する大切さを教えているんだね。
「忠臣は国を去るも其の名を潔くせず」の使い方
「忠臣は国を去るも其の名を潔くせず」の例文
- 忠臣は国を去るも其の名を潔くせずというので、申し開きはしない。
- 言いたいことは山ほどあるが、忠臣は国を去るも其の名を潔くせずというから胸にしまっておく。
- 忠臣は国を去るも其の名を潔くせずというのに、所属していた組織のトップの文句を言うのは、自分の名誉を貶めることになる。
- 組織を追い出されたものがあれこれ言うのはみっともない。忠臣は国を去るも其の名を潔くせずというから、言い分があっても、新しい組織で結果を出して見返した方がいい。
- 忠臣は国を去るも其の名を潔くせずというので、悔しさを押し殺しぐっと我慢する。