「鮒の仲間には鮒が王」の意味(語源由来)
【ことわざ】
鮒の仲間には鮒が王
【読み方】
ふなのなかまにはふながおう
【意味】
取るに足らない者の集団の長は、やはり取るに足らない者だということ。小人の中に賢者はいないということ。
取るに足らない者たちの仲間にもそれ相応の長はいるという意味でも使われる。
なるほどなー、つまり、小さな池の大きな魚ってやつやな!能力がイマイチな人たちの中で一番マシな人が、そこではえらい人になるってわけや。そういう集団では、本当にすごい人はおらんけど、その中で一番ましな人がリーダーやってるってことやね。
これは、グループのレベルによって、リーダーの質も変わるっていう現実を教えてくれる言葉やな。
【語源由来】
鮒の仲間の王は同じ鮒だということから。
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「鮒の仲間には鮒が王」の解説
カンタン!解説
「鮒の仲間には鮒が王」ということわざは、要するに、「小さな池の大きな魚」と似たような意味があるんだ。このことわざはね、あまり重要ではない、つまりそんなにすごくない人たちの中では、その中で一番ましな人がリーダーになるって話だよ。
例えば、小さいグループの中で一番できる子がリーダーになるけれど、他の大きなグループと比べたら、そのリーダーもそんなに特別すごいわけではないってこと。つまり、そのグループ全体が大したことない場合、そのグループのリーダーも大したことがない、という意味があるんだ。
また、このことわざは、どんな集団にもその集団に合ったリーダーがいるという意味でも使われるよ。だから、この言葉で、「小さな集団には、その集団にふさわしいリーダーがいる」ということを表現しているんだね。
「鮒の仲間には鮒が王」の使い方
ねえ、最近、クラスのリーダーが決まったけど、あいつ全然ダメだよね。全然頼りにならないし。
うん、でもさ、あのクラスだと、彼がリーダーになるのも無理ないよ。鮒の仲間には鮒が王だもん。
そうだね、クラス全体があんまりしっかりしてないから、リーダーもそうなるのか。
まあ、クラス全体がもっとまともだったら、もっとましなリーダーが出てくるかもしれないけどね。
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「鮒の仲間には鮒が王」の例文
- その地方の小さな野球チームでは、一流の選手はいないものの、彼らの中で最も上手な選手がキャプテンを務めている。まさに鮒の仲間には鮒が王だ。
- 彼は自分の学校で一番の成績を誇っているが、国際的な試験では平均的な結果しか出せなかった。この場合、鮒の仲間には鮒が王と言えるだろう。
- そのコミュニティーで彼は一番知識が豊富だと思われているが、実際には専門家たちの間では彼の知識は基本的なものに過ぎない。鮒の仲間には鮒が王の典型的な例だ。
- 低評価のレストランの中で、まあまあ美味しいと評判の店があるが、それは他が劣っているからである。鮒の仲間には鮒が王というわけだ。
- 彼女はその小さな会社で最も影響力があるとされているが、業界全体から見れば彼女の地位はそれほど重要ではない。鮒の仲間には鮒が王という表現がぴったりくる。
これは、能力が低い集団の中では、その中で一番ましな人がリーダーに見えるという状況を描写しているんだよ。賢者がいない小さな集団では、その中の最もましな者が頭となるということだね。