【ことわざ】
風雲急を告げる
【読み方】
ふううんきゅうをつげる
【意味】
何か大事が起こりそうな不穏な気配がすることなどを表す表現。「風雲」は世の流れ・情勢などを意味する語。
【英語訳】
to have grown tense (of a situation)
to have become critical (and to be on the verge of a major upheaval)
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「風雲急を告げる」の使い方
ともこちゃん、あの雲、なんだか風雲急を告げるような雲に見えないかい?
確かに、なんだか不穏な感じがする雲ね。地震雲かしら?
大きな地震が来るのかな?地震が予知できるようになったら大勢の人が助かるよね。
そうね。地震を予知することを研究している大学に入ろうかしら。
「風雲急を告げる」の例文
- 戰況はまさに、今、風雲急を告げており、吹き荒ぶ風は凄まじく、湧き上がる黒雲はあたかも山の如しであります。
- 事態は風雲急を告げ、副総督はマクドナルド首相に軍事介入が必要となるかもしれないという旨の通信を送った。
- この病気ではじめて倒れて救急車で運ばれたとき、夜中に仰向けになって路上を運ばれながら、夜空に浮かぶ雲が風雲急を告げるようだと思った。
- 従来の火繩銃で二発射撃する時間に、新型銃は七発を発射することができ、松代藩の幹部だけが知る最高軍事機密とされていたが、幕末の風雲急を告げる時代になると、その製法を一藩のみが独占することはゆるされないと幕府は松代藩にその提出を命じた。
- 彼らの慌ただしげな行動と、吹き募る風雨とが相まって、何やらそれこそ風雲急を告げるような雰囲気になってきた。
- 慶長19年秋、大坂方と徳川方との間が風雲急を告げる中、盛親は豊臣秀頼の招きに応じて京都を脱出する。