「舟に荷の過ぎたる如し」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
舟に荷の過ぎたる如し
「小舟に荷の過ぎたる如し」「小舟に荷が勝ったよう」ともいう。
【読み方】
ふねににのすぎたるごとし
【意味】
実力以上のことをする必要があること。実力以上のことをやって苦しむこと。
そうやな、船が重すぎる荷物を持って沈んでまうように、人も自分のできること以上のことをしようとすると、結局は苦労するだけやな。
このことわざは、「無理せんといて」という忠告や。自分のキャパを超えたことをすると、ええことないってことを教えてくれてるんや。それで無理がたたんといて!って忠告してくれてるんやね。
【語源由来】
舟に荷物を積み過ぎてしまったようだという意から。
【類義語】
・痩せ馬に重荷
・荷が勝つ
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「舟に荷の過ぎたる如し」の解説
カンタン!解説
「舟に荷の過ぎたる如し」ということわざは、自分の能力や実力以上のことをしてしまい、その結果、苦しんでいる状況を表しているんだよ。この言葉は、船に荷物をあまりにも多く積みすぎて、それが船を重くしてしまい、沈みそうになる様子から来ているんだね。
たとえば、学校や部活で、自分ができる量以上のたくさんの宿題や練習を引き受けてしまって、とても忙しくて大変なときに使うことができるよ。自分の限界を超えて頑張っているけど、それが逆に苦しみにつながっていることを示しているんだ。
このことわざは、自分のキャパシティを理解して、適切な量をこなすことの大切さを教えてくれるよ。自分の力以上の負担を背負うと、それが問題を引き起こす可能性があるという警告でもあるんだね。
「舟に荷の過ぎたる如し」の使い方
今週の試験勉強、どうしてる?
うーん、正直、舟に荷の過ぎたる如しだよ。クラブもあるし、アルバイトもしてるから、全部をこなすのが大変。
大変そうだね。でも、無理しないでね。助けが必要ならいつでも言ってよ。
ありがとう。なんとかバランスを取らないとね。でも、この忙しさがいつかは役に立つと信じてるよ。
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「舟に荷の過ぎたる如し」の例文
- 新しいプロジェクトのリーダーに任命されたが、経験不足のため、まるで舟に荷の過ぎたる如しで、毎日が精一杯だ。
- 彼は一人で三つの部署を掛け持ちしているが、その様子は舟に荷の過ぎたる如しだと周りの同僚も心配している。
- この小さなチームで大企業との競合に挑むのは、舟に荷の過ぎたる如しだが、挑戦を避けるわけにはいかない。
- 経営が困難になる中、社長はさらに新しい事業を立ち上げようとしており、それは舟に荷の過ぎたる如しの状況を招いている。
- 彼女は同時に二つの資格試験の勉強をしており、舟に荷の過ぎたる如しの状態で睡眠時間もままならない。
これは、人が自分の能力や実力を超える負荷を負うことを意味していて、その結果、困難や苦労に直面することを教えているんだよ。