「下駄を預ける」の意味(語源由来)
【ことわざ】
下駄を預ける
【読み方】
げたをあずける
【意味】
ものごとの処理を相手にすべて任せること。
「下駄を預ける」ということわざは、相手に全ての責任や方法の決定を任せる、つまり、全てを信頼して任せることを意味するんだよ。
ああ、それは、相手に「おまえに任せるで!全部、頼むわ!」って言ってるようなもんやな。
何かをする時、すべてをその人の判断にまかせるってこと。そういう信頼関係があるからこそできることやろな。安心して背中を預けるって感じやね。
【語源・由来】
はいていた下駄を預けてしまうと、自分ではどこにも行けなくなることから。
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「下駄を預ける」の解説
カンタン!解説
「下駄を預ける」っていうことわざは、他の人に、物事のやり方や、大事な責任を全部任せる、っていう意味だよ。
たとえばね、クラスのプロジェクトでリーダーになったけど、全部の仕事を友達にお任せして、自分は何もしないようなことを指すんだよ。つまり、全部をその人に頼りきって、自分は手を引いてしまうことを表しているんだ。
「下駄」は昔の人が履いていた靴のようなもので、それを「預ける」っていうのは、その下駄を他の人に任せるということから来てるんだよ。だから、物事を全部他の人に任せることを、このことわざで表現しているんだね。
「下駄を預ける」の使い方
いつもクラスで何か決めるときは、ともこちゃんに任せとけっていう流れで私に下駄を預けるから、もういやだ。
みんな、ともこちゃんに押し付けているわけじゃなくて、信頼しているんだよ。
先生も、時間内に決まらないなら、ともこちゃんに下駄を預けろっていうんだから。みんな勝手でひどすぎる。
先生はひどいと思うけど、そこまで信頼されているって、すごいなあ。
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「下駄を預ける」の例文
- 健太くんに、半分下駄を預けたのはまずい判断だったのだろうか。
- 旅行のチケットの手配は、計画を立てることが大好きな友人に下駄を預けた。
- 下駄を預けたともこちゃんに、いまさら逆らうつもりはない。
- 後の処理は、君に下駄を預けたからしっかり頼むよ。
- 僕に下駄を預けたほうがよかったと思っているだろう?
【注意!】間違った例文
❌「ぼくは、母に下駄を預けて暮らしている。」
この使い方は間違い。「下駄を預ける」は、生活すべてをまかせることではない。