「刃金が棟へ回る」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
刃金が棟へ回る
「刃金が裏に回る」ともいう。
【読み方】
はがねがむねへまわる
【意味】
知恵や力量が衰えていくこと。
「棟」は、刀物の背に当たる部分。峰。
なるほどなぁ、そういうことかいな。つまり「刀の切れ味が悪くなるように、人の能力や判断力も衰える」ってことやな。
刃金が棟に回るっていうのは、使い古されて刀が役に立たなくなることを表してるんやね。これは、歳をとるにつれて知恵や力量が落ちることのたとえや。能力の変化や衰えを示す言葉やな。
刀の鋼がすり減って峰で切るようになり、切れ味が悪くなる意から。
【類義語】
・焼きが回る
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「刃金が棟へ回る」の解説
カンタン!解説
「刃金が棟へ回る」ということわざは、もともと刀の切れ味が鈍ることを表す言葉で、転じて人の知恵や力量が衰えることを意味しているんだよ。「棟」とは刀の背の部分を指していて、刃の鋭い部分がなくなり、刀の背のように鈍くなる様子を示しているんだね。
この表現は、刀の刃が使い込まれることで次第に鈍くなり、最終的には刃としての役割を果たせなくなることから来ているよ。これを人間に当てはめると、年齢や経験によって人の知恵や能力が徐々に衰えていく様子を表すたとえとして使われるんだ。
このことわざは、年齢を重ねることや長い経験によって、人の思考能力や身体的能力が衰えるという現象を象徴しているよ。また、この言葉は、年齢や経験による変化を受け入れ、それに適応することの重要性を示しているんだね。このことわざは、人生の変遷や歳月の流れに対する現実的な理解を促す言葉なんだ。
「刃金が棟へ回る」の使い方
あー、あれだよあれ。名前何だっけ。
あれが多くなったらやばいわね。
刃金が棟へ回ったかな。
認知力低下予防に頭を使った方が良いわよ。
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「刃金が棟へ回る」の例文
- 失敗することなんて今までなかったのに、刃金が棟へ回ったかもしれない。
- 昔ほど動けなくなってきたが、刃金が棟へ回るというやつか。寄る年波には勝てぬ。
- 最近耳が遠くなってきた。刃金が棟へ回るなんて、永遠の少年の僕とは縁のない話だと思っていた。
- こんな簡単な問題が解けなくなるとは、刃金が棟へ回った。
- 空振りするなんて刃金が棟へ回ったな。そろそろ引退だな。
人の知恵や力量が衰えること、つまり能力や判断力が下がることを比喩的に表す言葉として使われるんだ。