【ことわざ】
灰吹きから蛇が出る
【読み方】
はいふきからじゃがでる
【意味】
「灰吹き」は、煙草盆の中に組み込み、煙草を煙管(きせる)で吸い終えたとき火皿に残った灰を落とすための器。灰吹きから予想もできない蛇が出るということから、意外な所から意外な物が出るたとえ。ちょっとしたことが思いがけない結果を招くことにもいう。
【語源・由来】
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【類義語】
・灰吹きから竜が上る
・瓢箪から駒が出る
・嘘から出た実
【対義語】
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【英語訳】
Mows may come to earnest.
「灰吹きから蛇が出る」の使い方
健太くん!さっき、私、豚が空を飛んでいるのを見かけたのよ。きっとまだ飛んでいるわ。
そんな、灰吹きから蛇が出るような話があるわけないじゃない。今日はエープリルフールだったかな?
いいえ。エープリルフールじゃないし、嘘でもないわ。ほらっ。あそこよ。あそこを見て。
あっ。本当だ。豚の形の飛行船が飛んでいる。
「灰吹きから蛇が出る」の例文
- 夜の音楽室でベートーヴェンがピアノを弾いているだなんて灰吹きから蛇が出るくらいありえないし、本当ならぜひ彼の生演奏を聴きたいよ。
- あの美人女優が、あの不細工を売りにしてる芸人と熱愛発覚だなんて灰吹きから蛇が出るほどありえないから、きっと、映画の宣伝だよ。
- 運動場から石油が発掘されたなんて灰吹きから蛇が出るようなものだし、あそこは、温泉すら出ないと思うよ。
- 僕が、ともこちゃんにぶつかったら、ともこちゃんが隣の蕎麦屋さんの自転車にぶつかり、蕎麦屋さんの持っていた蕎麦が隣の犬にかかり。その犬が怒ってかみついたのが指名手配中の強盗犯だったので、灰吹きから蛇が出たような一大事になった。
- 彼が自分の足で歩くことは二度とないだろうとお医者さんに言われていたのに、子供を助けるために自分の足で走っただなんて灰吹きから蛇が出るとはこういうことをいうんだろう。