「白鷺は塵土の穢れを禁ぜず」の意味(語源由来)
【ことわざ】
白鷺は塵土の穢れを禁ぜず
【読み方】
はくろはじんどのけがれをきんぜず
【意味】
清廉潔白なものは、どんな環境に置かれても正しさをまげない。
外の世界がどんなにごちゃごちゃしてても、自分の中の清らかさは変えへんようにしようってことやね。
【語源由来】
シラサギは汚い土の上にいても汚れないことから。
「白鷺は塵土の穢れを禁ぜず」の解説
「白鷺は塵土の穢れを禁ぜず」という表現は、白鷺が汚れた地面に立っていても、その美しい白さを保ち続けることから来ているたとえ話なんだ。これは、どんなに不浄や困難な環境に置かれても、純粋で潔白なもの、あるいは人は、その本質や品格を変えることなく保つことを意味しているんだよ。
このことわざは、外部の状況や環境がどのようなものであっても、本質的に清廉で純粋な人や物は、その品質を失わないということを示しているんだ。白鷺は外部の汚れに影響されずにその美しさを保つように、高潔な人物や価値のあるものは、周囲の状況に左右されずにその資質を守り続けるとされているんだ。
「白鷺は塵土の穢れを禁ぜず」は、外見や周囲の状況に惑わされずに、内面の美徳や本質を大切にすることの重要性を教えてくれるんだ。それは、個人が直面するさまざまな挑戦や困難に関わらず、自己の倫理や原則を堅持し続けるべきだというメッセージを含んでいるんだね。このたとえ話は、環境や状況がどうあれ、自分の本質や品格を保つことの美徳を強調しているんだ。
「白鷺は塵土の穢れを禁ぜず」の使い方
「白鷺は塵土の穢れを禁ぜず」の例文
- 心が清らかならば、白鷺は塵土の穢れを禁ぜず、悪影響を受けることはない。
- 白鷺は塵土の穢れを禁ぜず清らかなままだから、彼はどんな土地に行っても変わらないだろう。
- 子供の友人を選ぶ親がいるが、白鷺は塵土の穢れを禁ぜず、ちゃんとした子ならどんな友人であろうとも正しさを失わない。
- 清廉潔白なともこちゃんも、大人の世界に入ると汚れるのだろうか。いや、白鷺は塵土の穢れを禁ぜずというし、彼女は彼女のままだろう。
- 犯罪者は「環境が悪かった」と、環境のせいにすることがあるが、心が正しい人間は、白鷺は塵土の穢れを禁ぜずというようにどんな境遇に合っても正しいままでいるはずだ。