「箸に虹梁」の意味(語源由来)
【ことわざ】
箸に虹梁
【読み方】
はしにこうりょう
【意味】
両者が大きくかけはなれていること。
「虹梁」は、屋根の重みを支える梁の一種で虹の形のようにやや上向きに反りをもたせたもの。
「箸に虹梁」とは、小さな箸と大きな梁を比較することから、二つの物事が大きさや重要性で大きく異なることを意味する言葉だよ。
へぇ、そういうことか。小さな箸と大きな橋の梁を比べるのって、全然ちがうもんね。クラスでのテストの点数と、オリンピックでのメダル数みたいに、全然レベルが違うってことやな。
そんなに差があると、比べようもないもんね。
【語源由来】
細く短い箸と太く長い虹梁では比較にならないほど差があることから。
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「箸に虹梁」の解説
カンタン!解説
「箸に虹梁」という表現は、普通の箸と屋根の重みを支えるために使われる梁とを比べることから来ており、二つのものが大きさや重要性、機能などで大きくかけ離れていることを意味するたとえ話なんだ。
このことわざは、二つの物事や状況が全く異なるレベルにあるということを示しているんだよ。例えば、普通の箸は日常生活で小さな食品をつまむために使われる一方で、虹梁は建物の構造的な要素として重要な役割を果たす、はるかに大きく複雑なものだ。そこから、これら二つのものを比較することで、その間に存在する顕著な差異や不釣り合いさを強調しているんだ。
「箸に虹梁」は、比較する対象間の大きな差を表現する際に使われ、その比較がいかに不適切か、または一方が他方と比べてはるかに重要であることを示しているんだ。それは、二つの事柄を比較する際に、それぞれの性質や規模を考慮することの重要性を教えてくれるんだね。このたとえ話は、特定の状況や比較において、適切な類似点や相違点を理解し、それに基づいて適切な評価や判断をすることの大切さを示しているんだ。
「箸に虹梁」の使い方
このリンゴとこのリンゴは同じ店のもの?
そうよ。おいしい?
箸に虹梁だね。甘味が全然違う。
同じリンゴの木でも、日当たり次第で味が変わるのかもね。
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「箸に虹梁」の例文
- 健太くんとお兄さんは、同じ両親から生まれたとは思えないくらい箸に虹梁だ。
- 健太くんの作品とともこちゃんの作品は、箸に虹梁で比べるまでもない。
- 彼女たちの外見は箸に虹梁、月と鼈だ。
- 彼等の力量は、箸に虹梁だから同じ仕事はさせられない。
- やけに安いと思ったら、箸に虹梁、B品で店頭に並ぶ品には遠く及ばないものだった。