「働かざる者食うべからず」の意味(出典・英語)
【ことわざ】
働かざる者食うべからず
【読み方】
はたらかざるものくうべからず
【意味】
働かない怠惰な人間は、食べることが許されないということ。
自分の食べるものは自分で稼ぐ、っていうのは、個人の尊厳や自立にもつながるし、社会全体の健全な運営にも必要なことや。この言葉は、みんなが労働を通して自分の生活を支えるべきだって、強く教えてくれてるんやね。
【出典】
「新約聖書」
「テサロニケの信徒への手紙」にある「働こうとしない者は食べることもしてはならない」という言葉から。
【英語】
He who does not work,neither shall he eat.(働かない者は食べてはいけない)
「働かざる者食うべからず」の解説
「働かざる者食うべからず」という言葉は、「新約聖書」の「テサロニケの信徒への手紙二」に由来していて、働くことの重要性を説く教えだよ。口語訳では「働こうとしない者は、食べることもしてはならない」とされており、生活のためにはまじめに働くべきだと奨励しているんだ。
この言葉は、人が自らの力で生計を立て、自立することの重要性を強調しているよ。食べ物は生きていくために必要な基本的なものだけど、それを得るためには適切な努力や仕事が必要で、ただ座っていて何もしない人が同じように食べる権利を持つわけではないという考えを示しているんだ。
このことわざは、働くことが個人の尊厳や社会への貢献と密接に関わっているという価値観を反映していて、働くことによって得られる報酬の正当性を説いているんだね。それは、社会的な責任感や自立心を促し、人々が自らの努力で生活を支えることの大切さを教えているんだ。
「働かざる者食うべからず」の使い方
「働かざる者食うべからず」の例文
- ニートは何らかの形で働くべきだ。働かざる者食うべからずというが、いつまで親の脛をかじるつもりか。
- 楽してお金が手に入る生活では、人間おかしくなる。働かざる者食うべからず、せっせと労働に勤しめ。
- 働かざる者食うべからずという父の方針のもと、家族全員役割が与えられていた。
- 働く意思がない人に生活保護はお支払いできません。働かざる者食うべからずといいますし、国民には労働の義務がございます。
- 子供部屋おじさんと言われて恥ずかしくないのか。働かざる者食うべからず、汗水流して働いてささっと自立しなさい。
「働かざる者食うべからず」の文学作品などの用例
あなたは何にもしなくても構やしません。働かざる者は食うべからずと、そんな野暮なことを私は言いはしません。(豊島与志雄の未亡人より)