「兵を養うこと千日、用は一朝に在り」の意味(出典)
【ことわざ】
兵を養うこと千日、用は一朝に在り
【読み方】
へいをやしなうことせんにち ようはいっちょうにあり
【意味】
長期にわたり軍隊を養うのは、いつか事が起こった時に備えてである。無駄に見えても、国の非常時のために備えを怠ってはいけないということ。
緊急事態がいきなりやって来たとき、バッチリ対応できるようにしとかなあかんってわけや。平和なときからちゃんと準備しておくことの大切さを教えてくれてる言葉やね。
【出典】
「水滸伝」
「兵を養うこと千日、用は一朝に在り」の解説
「兵を養うこと千日、用は一朝に在り」という言葉は、ね、日常からしっかりと準備しておく大切さを教えてくれることわざだよ。これは「水滸伝」という中国のお話から来ているんだ。
この言葉の意味は、兵士を長い時間、つまり1000日間しっかりと養育し訓練しておくけど、実際にその兵士が必要とされるのは、とても短い時間、たった一朝(一日のうちの朝の部分だけ)でのことが多いんだってことを表しているんだよ。
たとえばね、学校でテストの勉強をするのも同じで、テストの日のために何日も前からコツコツと勉強しておくことが大切だね。それで、いざテストの日が来たときには、準備ができているからしっかりと答えられるわけだよ。
つまり、いつ何が起こるかわからないから、日ごろから準備をしておくことが、とても重要だって教えてくれている言葉なんだよ。
「兵を養うこと千日、用は一朝に在り」の使い方
「兵を養うこと千日、用は一朝に在り」の例文
- 企業は危機管理のために、兵を養うこと千日、用は一朝に在りと心得て、平時から災害対策に力を入れている。
- サイバーセキュリティにおいても兵を養うこと千日、用は一朝に在りが当てはまり、日頃からの対策が重要である。
- スポーツチームが試合に向けて厳しい練習を続けることは、兵を養うこと千日、用は一朝に在りの実践例である。
- 学生が入試の日のために毎日勉強するのも、兵を養うこと千日、用は一朝に在りという考え方から来ている。
- 地震国日本では、兵を養うこと千日、用は一朝に在りを地でいくように、家具の固定や避難訓練が日常的に行われる。
実際に戦いが始まるのは一瞬のことだけど、そのためには長い時間の準備が必要なんだよ。