【ことわざ】
弁慶の泣き所
【読み方】
べんけいのなきどころ
【意味】
むこうずねのこと。
また、強い者の唯一の弱点や急所のこと。
【語源・由来】
豪傑な武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)のような者でも、蹴られると痛がって泣くということから。
弁慶とは、源義経(みなもとのよしつね)の家来であったとされる人物のこと。
【類義語】
・アキレス腱(あきれすけん)
【英語訳】
Achilles’ heel.
It is a weak point. Achilles heel.
【スポンサーリンク】
「弁慶の泣き所」の使い方
ともこちゃんは、なにをしても優秀だから、弱点なんてないんじゃないかな。
そうね、私には弱点なんてないわよ。
本当にそうかな。それじゃあ、小さい頃からずっと大切にしている、このクマのぬいぐるみを預かってもいいのかい?
それだけは、勘弁してもらえないかしら。弁慶の泣き所をつかれたわ。
「弁慶の泣き所」の例文
- 父は強くて仕事でも優秀な成績を収めているようだが、弁慶の泣き所は母のようだ。
- いつも眉間にしわを寄せている上司が、捨て猫を見つけてかわいそうだと泣いていた。弁慶の泣き所を見つけてしまった。
- 先生の弁慶の泣き所は、暗闇と雷のようだ。とても体が大きくて柔道も強いのに、弱点があるなんて驚いてしまった。
- 甥っ子と遊んでいたら、思い切り弁慶の泣き所を蹴られてしまった。とても痛くてしばらく歩くことができなかった。
まとめ
強い人には弱点などないように思ってしまいますね。
しかし、弁慶ほどの強い者でも弱点があるものなのですね。
弱点があることは、悪いことではないのではないでしょうか。
弱いところがあるからこそ、親しみを覚えることがあるかもしれません。