「下手の大連れ」の意味
【ことわざ】
下手の大連れ
【読み方】
へたのおおづれ
【意味】
弓が下手な者が射る矢は飛ぶ場所が予測不能なので、上手な人が射る矢より避けにくくより恐ろしいということ。
そうやな、つまり「人数が多いといっても、ちゃんとした仕事ができるわけやない」ってことやな。
下手な連中がわんさかいても、仕事がスムーズに進むどころか、邪魔になってもたもたしてまうってことや。質より量ってわけにはいかんのやね。数より実力やな、これはええ教えやわ。
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「下手の大連れ」の解説
カンタン!解説
「下手の大連れ」という表現は、技術が低い人たちがたくさん集まって何かをしようとしても、かえって効率が悪くなってしまうという状況を揶揄(やゆ)している言葉だよ。人数が多ければ多いほどいいというわけではなく、むしろその集まりがうまく機能しないことがあるという意味が込められているんだ。
このことわざは、特に技術や能力が未熟な人が多いと、彼らの数の多さが仕事の進行を妨げることがあると警告しているよ。例えば、仕事やプロジェクトにおいて、多くの未熟なメンバーがいると、彼らの指導や協調に多くの時間と労力が必要になり、結果として全体の進行が遅くなってしまうことがあるんだ。
この言葉は、単に人数が多いことが常に有利とは限らないという教訓を含んでおり、質よりも量を重視することの弊害を示しているんだね。
「下手の大連れ」の使い方
今日のグループワーク、うまくいった?
うーん、ちょっとね…。メンバーが多すぎてまとまらなかったよ。一人一人の意見も聞きたいけど、時間が全然足りなくて。
ああ、それは大変だったね。下手の大連れってやつかな。少人数の方が効率的だったかもね。
本当にそう思う。次回はグループを小さくして、もっと集中できるようにしたいな。
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「下手の大連れ」の例文
- プロジェクトチームが30人もいるけど、実際は下手の大連れで、効率が全然上がらない。
- 彼は友達を20人も招待したが、計画を立てる際に下手の大連れで何も決まらなかった。
- この小さなイベントにはスタッフが多すぎて、下手の大連れだと思われてしまい、皆で足を引っ張り合っている。
- 新しいアイデアを出す会議が下手の大連れで進行し、結局、有意義な結論が出せずに終わった。
- キャンプに行くのに、大人数で行くのは楽しいが、下手の大連れでは準備も片付けも大変だ。
多くの人がいても役に立たない場合、かえって仕事の進行を妨げることがあるという意味があるよ。人数が多いだけでは効率が良くなるとは限らない、という教訓を含んでいるんだ。