【ことわざ】
下手の長談義
【読み方】
へたのながだんぎ
【意味】
話の下手な人ほど、だらだらと長話をするという事。
また、話の下手な人ほど、興味のない話を長々として相手をうんざりさせるという事。
【語源・由来】
「長談義」は仏法における長い説法のことで、転じて、長いだけでまとまりのない話という事から。
【類義語】
・長口上は欠伸の種
【対義語】
–
【英語訳】
・Brevity is the soul of wit.
・Many speak much who cannnot speak well.
「下手の長話」「下手の長口上」と表すこともあります。
また「下手な長談義」というのは誤りなので注意が必要です。
『上方いろはかるた』『尾張いろはかるた』の「へ」の札に描かれています。
また「下手な長談義」というのは誤りなので注意が必要です。
『上方いろはかるた』『尾張いろはかるた』の「へ」の札に描かれています。
「下手の長談義」の使い方
この前◯◯先生に分からないところを質問しにいったら、その解説に30分もかけてくれてしまって、困ったよ。
あの先生はなかなかに話が長いからね。いつも彼の授業は眠くてしょうがないよ。
まさに下手の長談義だね。本当に話が長くてこちらから質問するのが億劫になってしまうよ。
本当にね。余計な話が多いから結局何の話をしていたのか、最後には分からなくなってしまうよね。もっと端的に話してほしいわ。
「下手の長談義」の例文
- 彼の説教は下手の長談義で有名だから、呼び出されたらなかなか帰って来れないよ。
- 下手の長談義と言われてしまうから、誰かに何かを伝えるときは端的に分かりやすく話す様に心がけた方が良いと思います。
- 下手の長談義といって話を聞くのを止めないで頂きたい。これから話す内容は最初から最後まで無駄のない内容なので、しっかり聞いて欲しい。
- 誰もが彼の話を下手の長談義と、聞いていなかったが、私はすごく興味を持って聞く事が出来た。