【ことわざ】
弁慶の立ち往生
【読み方】
べんけいのたちおうじょう
【意味】
進退きわまること。
【語源・由来】
衣川の合戦に、弁慶が七つ道具を背負い大長刀を杖について、橋の中央に立ったまま死んだということから。
【類義語】
−
【対義語】
–
【英語訳】
It cannot progress, either, it cannot retreat, either.
「弁慶の立ち往生」の使い方
昨日の試合は大変だったわね。
そうなんだ。監督の指示にしたがったのに、チームメイトには責められてしまって、本当に困ってしまったよ。
弁慶の立ち往生になってしまったのね。
それでも、なんとか勝てたからよかったと思うよ。
「弁慶の立ち往生」の例文
- これじゃあ、弁慶の立ち往生じゃないか。
- 弁慶の立ち往生にならないように、しっかり考えて行動しろといつも言っているじゃないか。
- 相手の会社に無理な要求をされてしまったけれど、上司に相談したらすぐに断れと言われて、弁慶の立ち往生になってしまった。
- 先輩の指示を伝えようとすると、後輩には反発されてしまって、僕は弁慶の立ち往生になってしまった。
まとめ
弁慶の立ち往生の由来となったとされる、弁慶という人物は、とても心が強かったのではないのでしょうか。
源義経を守るために、自分が盾となり全身に矢を受けても、倒れないで守り続けるとは、簡単にできることではないですね。
強い忠誠心があるからこそ、できたことなのかもしれませんね。