「非理の前に道理なし」の意味(類義語)
【ことわざ】
非理の前に道理なし
【読み方】
ひりのまえにどうりなし
【意味】
道理が分からない人間に正しい道理を説いても通じず、話すだけ無駄だということ。
なんか、現実にもよくある話やね。自分の考えだけが正しいと思い込んで、他人の話を全く聞かない人とは、なかなか難しいもんがあるわ。そんな人には、どんなに道理を説いても無駄やってことか。
・非学者論に負けず
「非理の前に道理なし」の解説
「非理の前に道理なし」という言葉は、どんなに理にかなったことを話しても、それを理解したり受け入れたりする意思がない人には全く効果がない、つまり話しても無駄だという意味があるんだ。この表現は、ものごとの正当な理由や道理を理解しようとしない人の前では、どんなに論理的に説明しても、その価値が伝わらないという現実を示しているよ。
たとえば、自分の考えばかりを主張して、他人の意見や提案を全く聞き入れない人がいるとするね。そのような人に対しては、どれだけ論理的で正しい説明をしても、その人がそれを受け入れる気がなければ、意見を伝える努力は無駄に終わってしまうかもしれない。
この言葉からは、対話や議論においては、相手が話を聞く準備ができているか、または理解しようという姿勢があるかどうかが重要であるということを学ぶことができるね。また、他人とのコミュニケーションを取る上で、互いに理解し合うための努力や柔軟性が必要だということも教えてくれているんだ。だから、相手との意見の食い違いや誤解を解消するためには、お互いに理解しようとする姿勢が大切なんだよ。
「非理の前に道理なし」の使い方
「非理の前に道理なし」の例文
- 会議での彼の提案は完全に論理的だったが、非理の前に道理なしだ。彼の上司は、すでに心を決めていたから、聞く耳を持たなかった。
- 環境保護について地域住民に訴えかけたが、彼らの多くは利益しか考えていなかった。非理の前に道理なし、彼らに何を言っても変わらないことを悟った。
- 彼女は交渉で相手の不合理な要求に反論したが、非理の前に道理なしだった。相手はただ自分の利益のみを追求しており、合意には至らなかった。
- 学校でいじめに遭っている友人を助けようとしたが、加害者たちは聞く耳を持たなかった。まさに非理の前に道理なし、彼らに正義の声は届かない。
- 隣人との境界問題について、法的な根拠を持って説明したが、非理の前に道理なしだった。彼らは自分たちの主張のみを通そうとし、平和的な解決は遠のいていった。
この表現は、どんなに道理にかなったことを言っても、その理を認めようとしない人には通じないという現実を表しているんだね。