「人は見かけによらぬもの」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
人は見かけによらぬもの
【読み方】
ひとはみかけによらぬもの
【意味】
人の本当の性格や能力は、見た目の印象や外見では判断できないことのたとえ。
外見と中身は違うことが多いということのたとえ。
これは、見た目だけで人を判断せず、その人の本当の性格や能力を見ることの大切さを教えてくれる言葉やな。
【語源由来】
「見かけ」とは、外側から見た印象のこと。
外側から見ただけでは、中身はわからないということが由来。
【類義語】
・あの声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)
・馬には乗ってみよ人には添うてみよ(うまにはのってみよひとにはそうてみよ)
・人は知れぬもの(ひとはしれぬもの)
・測りがたきは人心(はかりがたきはひとごころ)
「人は見かけによらぬもの」の解説
「人は見かけによらぬもの」っていうことわざはね、人の内面は外見だけではわからないっていう意味なんだよ。人は見た目とは違った意外な性格や才能を持っていることが多いからだよ。
例えば、とても静かでおとなしそうな友達が、実はすごく面白いジョークを言える人だったり、見た目はとても優しそうな人が、実は自分勝手な行動をする人だったりすることもあるよね。そんな意外な一面を見つけた時にこのことわざを使うんだ。
だから、「人は見かけによらぬもの」っていうのは、人を見るときには、見た目だけでなく、その人の行動や言葉などもよく観察することが大切っていう教えなんだよね。
「人は見かけによらぬもの」の使い方
「人は見かけによらぬもの」の例文
- いつもぼんやりしているけれど、カメラが回った瞬間にあんな演技ができるなんて、人は見かけによらぬものだね。
- 人は見かけによらぬものというけれど、あんなに大きな体をしているのに、小さな虫に悲鳴をあげるなんて驚いた。
- 華奢で背も低い彼女が、空手の有段者で大会でもいつも優勝しているなんて、人は見かけによらぬものだね。
- 人は見かけによらぬものだけれど、彼女があれほどの量のご飯をペロリと平らげるなんて思わなかったよ。
- 無口で眉間にしわを寄せている彼が、子供好きだったとは人は見かけによらぬものだ。
「人は見かけによらぬもの」を英語で言うと?
「人は見かけによらぬもの」の英語表現をご紹介します。
※英語の声:音読さん
You can’t judge a book by its cover.
- 直訳:カバーで本の良し悪しを決めることはできない。
- 意味:見かけだけで物の判断をすることはできない。
Things are seldom what they seem.
- 直訳:見かけ通りのものはめったにない。
- 意味:見かけだけでは判断できないことが多い。
All that glitters is not gold.
- 直訳:光るものは必ずしも金ではない。
- 意味:外見で物事を判断すべきではない。
Appearances are deceitful.
- 意味:外見は当てにならない。
つまり、見た目だけでは本当の人間性は判断できないという教えなんだ。