「人に因りて事を為す」の意味(出典)
【ことわざ】
人に因りて事を為す
【読み方】
ひとによりてことをなす
【意味】
他人に頼って事を行うこと。自立心がないこと。
そういうことか。人の助けを借りること自体は悪いことじゃないけど、何でもかんでも人に頼ってしまうと、自分で何かを成し遂げる力や自信を失ってしまいそうやね。
自分の力でできることを増やしていくことも、人生を豊かにする大事なことやろうな。他人の力を借りつつも、自分自身で立つ力を育てることが大切やってことか。それが真の自立につながるんやね。
【出典】
「史記」
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「人に因りて事を為す」の解説
カンタン!解説
「人に因りて事を為す」は、自分一人の力では何かを成し遂げることができず、常に他人の助けや力を借りて物事を進めることを指しているんだ。出典は「史記」の平原君伝にあるように、この表現は、独立心がなく、他人に頼り切りで物事を行う人の態度を批判的に述べているね。
この言葉からは、自分で判断し、行動することの重要性が強調されているよ。他人の支援や協力に感謝することは大切だけれど、常に他人の意見や力に頼ってばかりいると、自分自身の判断力や能力を育てる機会を失ってしまう。また、自立して物事を決め、実行する力は、個人の成長や成功にとって非常に重要な要素なんだ。
「人に因りて事を為す」は、自分の意志や力で積極的に行動し、自立した精神を持つことの大切さを教えてくれている言葉だね。他人と協力しながらも、自分の考えや決断を大切にするバランスを見つけることが、人生を豊かにする鍵となるんだよ。
「人に因りて事を為す」の使い方
もうすぐテストだね。
実はまだ全然勉強してないんだよね。でも、友達がテスト問題予想のプロだから大丈夫。
人に因りて事を為すのはよくないわよ。
たしかにそうだね。今回は自分で頑張ってみるよ。
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「人に因りて事を為す」の例文
- 新しいプロジェクトを始める際、彼はいつも人に因りて事を為す傾向があるため、自分一人で決断を下すことが少ない。
- 大学での研究では、多くの学生が人に因りて事を為すことを避け、自分の力で成果を出そうと努力している。
- チームワークは重要だが、それが人に因りて事を為すにつながることは望ましくない。各自が責任を持つことが重要だ。
- 彼女は新しい仕事を探す際に、過度に人に因りて事を為すことなく、自分のスキルと経験を信じて積極的に行動した。
- 人に因りて事を為す生徒は、グループ作業で他のメンバーに頼り切りになりがちで、自ら積極的に取り組むことが少ない。
この言葉は、独立心がなく、自分一人の力で何かをすることに消極的な人の特徴を述べているよ。