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【人の不幸は蜜の味】の意味と使い方や例文(語源由来)

「人の不幸は蜜の味」の意味(語源由来)

意味

【ことわざ】
人の不幸は蜜の味

【読み方】
ひとのふこうはみつのあじ

【意味】
人の不幸を外野から見ているのは気持ちの良いことだ。人は心の中では人の幸福を妬んでいるものだということ。

ことわざ博士
「人の不幸は蜜の味」ということわざは、他人の不幸や苦難を見ることに、ある種のねじ曲がった満足感を感じる人間の心理を指しているんだよ。
助手ねこ
へえ、なんかちょっと暗い話やけど、人ってそういうとこあるよなぁ。他人がつまずいたり、うまくいかへんことがあるのを見て、心のどっかで「ほーら見たことか」って思ったりすることもあるかもしれん。でも、それは人としてあんまりええ感情じゃないよなぁ。

このことわざ、そんなダークな心の隅っこに光を当てて、自分を見つめ直す機会をくれるんやな。人の不幸を喜んでちゃいけないし、むしろ人が困ったときは手を差し伸べられるような、そんな温かい心を持ちたいもんやな。

【語源由来】
人が不幸なのは蜜の味のように心地よいものだということから。

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「人の不幸は蜜の味」の解説

カンタン!解説
解説

「人の不幸は蜜の味」ということわざは、他人の不幸や困難を見ると、どこかで心地良く感じたり、満足感を得たりする人の心理を表しているんだ。これは人間が持つ複雑な感情の一つで、他人の失敗や不幸に対して、自分だけがうまくいっているように感じたり、他人よりもマシだと安心することからくる感覚なんだね。

たとえば、いつも自慢話ばかりしている人が失敗したり、困ったことが起きたりすると、それを知ったときに「ざまみろ」と思うような気持ち。これは、他人の不幸を見て心地よさを感じる、ちょっと恥ずかしい感情の例なんだ。

しかし、このことわざは人間の心理を指摘しているだけでなく、そういう感情に流されることの問題点も示唆しているよ。人の不幸に対して心地よさを感じることは、人としてあるべき姿勢ではなく、他人の幸福を素直に喜ぶことの大切さを思い出させてくれるんだ。結局、人の不幸を喜んでいると、自分自身の心も荒んでしまい、本当の幸せから遠ざかってしまうから、注意が必要なんだよ。

「人の不幸は蜜の味」の使い方

ともこ
ねぇ、最近聞いた?A君が数学のテストで赤点取ったって。
健太
本当に?いつもトップクラスの成績なのにね。ざまあみろ。
ともこ
A君には悪いけど、ちょっとホッとしたかも。いつも完璧すぎて、ちょっと羨ましかったから。
健太
いつも自分より良い成績の人がつまずくのを見ると、なんだか人の不幸は蜜の味って言葉、本当だなって思っちゃうね。
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「人の不幸は蜜の味」の例文

例文
  1. 彼女が昇進に失敗したと聞いて、彼は内心で人の不幸は蜜の味と思ってしまった。
  2. ライバルの会社が業績不振に苦しんでいるのを見て、彼はふと人の不幸は蜜の味という言葉が頭をよぎった。
  3. SNSで友人の失恋の話を読んだ時、彼女はなぜかホッとした気持ちになり、人の不幸は蜜の味という感覚を実感した。
  4. いつも自慢話ばかりする同僚がつまずいた瞬間、周りの人々が人の不幸は蜜の味と感じるのを、彼は肌で感じ取った。
  5. 試験で一番の成績を取れなかった彼は、他の人も同じように苦しんでいるのを見て、人の不幸は蜜の味の真意を少し理解したような気がした。

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