「人の十難より我が一難」の意味(類義語)
【ことわざ】
人の十難より我が一難
【読み方】
ひとのじゅうなんよりわがいちなん
【意味】
人の身に降りかかる多くの災難より、自分の身に降りかかる小さな災難のほうが大ごとだということ。
あ、そういうことか。他人がめちゃくちゃ大変な目にあってるのに、自分がちょっとしたトラブルに遭うと、それがめっちゃ大事なことみたいに思えるってことやな。
人って結局、自分のことが一番気になるもんやね。このことわざ、自分だけじゃなくて、他人の苦労もちゃんと理解しようって、そういう気持ちを忘れずにいようって教えてくれてるんやな。
【類義語】
・人の子の死んだより我が子の転けた
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「人の十難より我が一難」の解説
カンタン!解説
「人の十難より我が一難」っていうことわざはね、他の人がすごくたくさん大変なことにあっても、自分がちょっとした困ったことに遭遇する方が、もっと心配や大事に感じるっていう意味なんだよ。
たとえばね、友達が試験で10個も間違えたとしても、自分が1個だけ間違えたことの方が、なんだかもっと気になってしまうみたいな感じだよ。他の人のことよりも、自分のことが一番大切に思えるんだね。
このことわざは、人って自分のことが一番気になって、自分の小さな問題でも他の人の大きな問題より重要に思うことがあるって教えてくれているんだ。自分に起きたことは、たとえ小さなことでも、すごく大きく感じるってことを言っているんだよ。
「人の十難より我が一難」の使い方
今日のテスト、全然できなかったんだ。最悪の気分だよ。
私はそれどころじゃないわよ。父さんの会社が倒産してお先真っ暗よ。
それも大変だろうけど、今は自分の点数のことで頭がいっぱいだよ。人の十難より我が一難って言うじゃない?自分のことが一番大きく感じるんだ。
それが人間の性だったとしてもひどい。
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「人の十難より我が一難」の例文
- 世界中で起こっている数多の災害ニュースを見ても、人の十難より我が一難で、自分の風邪の方が心配になってしまう。
- 社会問題について議論する際も、人の十難より我が一難となりがちで、自分の生活の小さな不便にばかり目が行ってしまう。
- 友達が就職活動で苦労している話を聞くけれど、人の十難より我が一難で、自分の試験の一つ一つに心を奪われてしまう。
- 環境破壊や貧困などの世界的な問題を学んでも、人の十難より我が一難で結局、自分の日常の小さな不満に目が向いてしまう。
- ニュースで大きな事故や災害を見聞きしても、人の十難より我が一難という心理が働き、自分の些細な悩みが気になってしまう。
自分にとっては、その「一難」がとても大きく感じられることを意味しているよ。