「人の太刀で功名する」の意味(類義語)
【ことわざ】
人の太刀で功名する
【読み方】
ひとのたちでこうみょうする
【意味】
人の物を使って手柄や利益を得ること。
でも、これは人のおかげで成し遂げたことを忘れずに、感謝の気持ちを持つことも大切やって教えてるんかもしれんね。他人の助けがあってこそ、大きなことができるって、それもええ勉強になる言葉やな。
【類義語】
・人の牛蒡で法事する
・人の褌で相撲を取る
・人の提灯で明かりを取る
「人の太刀で功名する」の解説
「人の太刀で功名する」ということわざはね、他の人のものや力を借りて、自分が名声を得たり、何か大きな成果を上げたりすることを言うんだよ。太刀は昔の武士が使う剣の一種で、とても大切なものだったから、これを借りるっていうのは、かなりの信頼がないとできないことだったんだね。でもこの場合には、文字通りの太刀を借りることではなくて、もっと広い意味で、他人の力や資源を利用することを指しているんだ。
たとえばね、グループプロジェクトで友達が一生懸命調べた情報を自分が発表して、先生から褒められたような場合だよ。実際にはその情報を集めたのは自分じゃないけど、その成果を利用して自分が良い評価を得ることが「人の太刀で功名する」ってことなんだ。
このことわざは、他人の助けや資源をうまく使って自分の地位や名声を高めることができるけれど、本当の意味での成功や成果は自分自身の努力から来るものだってことを思い出させてくれるんだよ。だから、他人の助けに感謝するとともに、自分自身も努力していくことが大切だっていう教えが込められているんだね。
「人の太刀で功名する」の使い方
「人の太刀で功名する」の例文
- 新入社員の山田君は、先輩のアイデアを自分のものとして発表し、人の太刀で功名することに成功した。
- 彼は友人のビジネスプランを少し手直しして投資家に提案し、人の太刀で功名する道を選んだ。
- チームプロジェクトでの成功は、実は彼女が人の太刀で功名する結果だった。他のメンバーの努力を自分の成果として上司に報告していた。
- あの新しい作家は、実際には他人の小説を少し変えただけで、まさに人の太刀で功名する手法で名声を手に入れた。
- 政治家が競争相手の政策を少し改良して自分の提案として発表した時、彼は人の太刀で功名するの典型例として批判された。
つまり、自分自身の努力や資源だけでなく、他人のものを上手に活用して目的を達成する、という意味があるんだ。