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【百丈の木に登って一丈の枝より落つる】の意味と使い方や例文(語源由来)

「百丈の木に登って一丈の枝より落つる」の意味(語源由来)

意味

【ことわざ】
百丈の木に登って一丈の枝より落つる

【読み方】
ひゃくじょうのきにのぼっていちじょうのえだよりおつる

【意味】
気が緩んだ時に失敗しやすいから気をつけよという戒め。

ことわざ博士
「百丈の木に登って一丈の枝より落つる」ということわざはね、非常に高い木に登りきったのに、たった一丈の枝から落ちるという意味だよ。

これは、どんなに大きな成果を上げたり、高い地位に上り詰めたとしても、油断や気の緩みがあると、小さなミスで大きな失敗をしてしまうという戒めを含んでいるんだ。

助手ねこ
なるほどねぇ、大変な努力で高いところまで行ったのに、ちょっとした油断でせっかくの努力が水の泡や。つまり、「どんなにうまくいっても、油断大敵やで」という警告やな。

たとえどれだけ高い位置にいても、ひとつの小さなミスが全てを台無しにするかもしれへんってことやね。常に気を引き締めておかなあかんってことや。

【語源由来】
木登りで、高いところにいるうちは用心するが、低いところで気が緩み落ちることから。

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「百丈の木に登って一丈の枝より落つる」の解説

カンタン!解説
解説

「百丈の木に登って一丈の枝より落つる」ということわざは、目標に近づくほど、あるいは成功が見えてきた時こそ、油断大敵だって教えてくれる言葉なんだ。高い木、つまり百丈もの木に登る時は、とても気を引き締めて慎重に行動するよね。だけど、一丈の枝、つまりもうほとんど地面に近づいて安全だと感じた時に油断して、その時に限って失敗してしまうことがあるっていう意味なんだ。

このことわざは、たとえば、長い期間頑張ってきた仕事や勉強で、最後の最後にちょっとしたミスをしてしまったり、大切な試験の直前になって緊張感がなくなってしまい、結果が思うように出なかったりすることを思い浮かべるとわかりやすいかな。

つまり、どんなに成功が近づいてきても、最後まで気を抜かずに集中して取り組むことの大切さを教えてくれる言葉なんだよ。成功が目の前に見えても、油断すると予期せぬ失敗が起こりうるってことを、私たちに思い出させてくれるんだね。

「百丈の木に登って一丈の枝より落つる」の使い方

健太
テスト勉強、結構進んでる?
ともこ
だいたい終わったかな。最後の数学だけちょっと見直すだけ。
健太
良かったね。でも、油断しない方がいいよ。百丈の木に登って一丈の枝より落つるって言うからね。テストの勉強も同じで、最後まで気を抜かない方がいいんだよ。
ともこ
そう言う健太くんは、いつも緩みっぱなしだけど大丈夫?
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「百丈の木に登って一丈の枝より落つる」の例文

例文
  1. プロジェクトの初期段階ではチーム全員が注意深く取り組んでいたが、ゴールが見えてきた途端に緊張感が薄れ、重要なデータの損失につながった。百丈の木に登って一丈の枝より落つるのように、終盤になって油断が命取りになることもある。
  2. 長年の努力の末に、ようやく彼女は夢のマラソン大会に出場することができた。しかし、レースの終わり近くで油断してしまい、転倒。目前の成功を失った。百丈の木に登って一丈の枝より落つることの重要な教訓を、彼女は痛感した。
  3. 彼はキャリアの頂点にいたが、小さな過ちが原因で全てを失った。百丈の木に登って一丈の枝より落つることが、どれほどの影響を及ぼすか、彼は身をもって経験した。
  4. 新商品の開発で成功を収め、業界での評価も一気に上がった企業だったが、次第にリスク管理を怠るようになり、大きな損失を被った。百丈の木に登って一丈の枝より落つることが、企業にとっていかに致命的かを示す事例となった。
  5. 学生時代、彼は常にトップの成績を保っていた。しかし、就職活動が始まると、過去の成功に安住し、準備を怠った結果、希望の職に就けなかった。百丈の木に登って一丈の枝より落つる教訓が、彼には後悔として残った。

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